- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763198747
感想・レビュー・書評
-
人間関係
「心眼力」それは柔らかく燃えること、とある。特に人間関係を重視した生き方に「謙虚さ」「寛容さ」「思いやり」「優しさ」を持ち自信も持ち、一歩前に踏み出す行動を取ることだ、と言うこと。言葉力の「否定」より「肯定」、「悪口」より「褒め言葉」が印象深い詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は、高校時代は対人恐怖症に悩むも心理学や成功法則・東洋哲学の研究と実践により克服。リクルートの入社を経てメンタルマネジメントの講師として独立。「EQコーチング」の第一人者であり、「幸せ」と「人生学」の専門家として活躍している。
代表作は、ミリオンセラーとなった「鏡の法則」の他「3つの真実」「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」等すべてベストセラーとなっている。
心眼力とは以下の4つの力である。
①心の目で真実を見る力
②困難の中にも幸運の芽を見出す力
③最も大切なものに意識をフォーカスする力
④自分の人生を根本的に変える力
「心の目で何をみているか?」=「意識を何にフォーカスしているか?」という問いについて本書を通して自分なりの答えが見つかり、読み進めていくにあたり「心眼力」が高まると説明している。
構成は5章に分かれている。
①人間性を高める
②幸せ実現力を磨く
③柔らかく自由に生きる
④すべてと調和する
⑤燃える志をかかげて前進する
通常のビジネス書とは違い、仕事術やアイデア・ノウハウのような紹介ではなく、上記の説明にある「幸せ」と「人生学」の専門家である著者が読者の心に語りかけてひとつずつ「気づき」を与えてくれるような構成となっている。
全てを受け入れる必要はないものの共感できること・目から鱗という内容も多く見受けられ「心眼力」という自分にとっての新しい概念で物事の見方が少し変わったように感じた。
普段とは違う見方を身に付けることで視野が広がるというのは共感できいろんな考えを参考にするという点では知っておくべき概念だと考える。
紹介されている「30の智恵」についてはできることからひとつずつ実践していこうと思う。 -
心の眼で見るということは、人間性を高めるということ。
そのための読書法として、
多くの本に触れる
古典、伝記を読む
目的意識を持って読む
問いを持って読む
この本を読んで自分はどう感じたかを振り返ってみる
が挙げられている。
自己受容できなければ他人を受容できない。
具体的には、自分が何を感じているのかを自分に問いかけること。相手に対して、素晴らしい存在で偉大な人という見方で相手の本質を見るようにする。
また、人生は、自分がどう生きるかというゲームであり、
一つ一つとして機能しながら大きな全体の一部としても機能しているホロンとして社会に貢献する。
後世に何を遺すのか、特別なことではなくても、
この世に幸せな人を増やすこも、その一つである。
何に意識をフォーカスするかで人生が変わってくるのだと思った。この本に書かれていることを実践する人が増えれば生きやすい世の中になるだろうと感じた。 -
・自分の心の有り様が、人生と言う現実に映し出される。と言うルールがある。不公平や不満の心で生きていたら、その心が写し出されて、ますます不幸や不満を言いたくなるような出来事が起きてくる。逆に感謝の心で生きていたら、ますます感謝したくなるような出来事が起きてくる。人生が自分の心の鏡になっていると言うわけです。このルールのおかげで、私たちは自分の心の有り様に気づき、自分を成長させていくことができます。人生で望ましくない出来事が繰り返し起きているなら、自分の心を見つめ、改めて行けばいいのです。
・人生で経験することには無駄がない
・超一流の人は、皆謙虚である。
・行動から入って心を作る。大事なのは「人事を尽くして天命を待つ」の姿勢
・人や、人生をコントロールしようとするのは、天気をコントロールしようとするほどに愚かな行為。
テクニック論や技術に走っても、そこに人間力が伴っていなければ、必ずどこかでつまずく。はっとさせられる。いろいろ改めなければと思わされることばかり。。
-
人間性を高められる素晴らしい本!
-
自己啓発
-
人の行動の意図は、「喜びを味わいたい」か「苦痛を避けたい」かのどちらかである。これを理解して、人と共感することが大事。
-
心の目で真実を見る力
-
私たちは普段、肉眼による感覚を重視している。
しかし、例えば「月」はもともと欠けていない丸い形をしているのに、太陽の光が当たる面の見え方によって、満ち欠けして、半月に見えたり、三日月に見えたり、新月、満月と変わっていく。
それは人を見るときや、物事を見るときも同じで、そのときはある一面が見えているだけで、心の眼で見れば、自分と同じ意図で話していたり、自分もその立場になれば同じように言っていたかもしれないということに気づくこともある。
ものの見方、捉え方を変えれば、人間性も高まり、幸せを実現する近道にもなる。
また、人生を通じて、何を使命とするか、何を後世に残すかということは、よく言われるけど、なかなかそれを特定して見つけ出すのは難しい。著者は、そんな後世に残すものを紹介している。
ひとつは、高尚なる生き方をして、後世の人を勇気づける。
ひとつは、この世界に幸せな人を増やすべく、自分の周りの人を幸せにする。
ひとつは、子孫を残し、子育てによって世界を発展させていく。
特に前の2つは、形となって残るものではないので、思いつきづらいけど、使命探しに時間を費やしている人からすれば、それでいいのならと即行動できそうな内容だと感じた。