人生の原理

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763199904

感想・レビュー・書評

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  • *うまくいく人とうまくいかない人の違いは何か。運のいい人と悪い人の違いはどこにあるのか。それはひと言でいえば、考え方の違いに尽きるでしょう。どのような考え方を持つかで人生は決まるといっても、過言ではありません。では、どのような考え方をもてばよいのでしょうか。いついかなるときであっても、自分の中に原理・原則があれば、自信を持って生きていくことができるはずです。
    *正しい考え方を身につける。「考え方」-思想の大切さを知らないうちは、一流の人になれない。頭のいい人は、自分は偉いと勘違いしがち。「頭がいい」は、「足が速い」と同じで、少し便利なだけ。大切なのは正しい考え方。
    *考え方が地位を決める。地位が人をつくるのか。あるいは、考え方が人の地位を決めるのか。社長という肩書が、社長にふさわしい人をつくるのか。あるいは、社長にふさわしい考え方ができるから、社長になれるのか。どちらもあるが、正しいのは後者。もしいまそれがないのなら、正しい考え方を身につける努力をしよう。地位だけでは決して長続きしない。人は考え方に合った地位になっていく。裏を返せば、その人の考え方にふさわしい地位にしかなれない。一番上に立つ人には、一番正しい考え方が必要、強い組織は強い考え方を持っている。
    *正しい価値観を持つ。自分の価値観にこだわる人がいる。でもその価値観は胸を張って立派だといえるのか。正しい価値観を持ちたい。普遍的な価値観を持てば、自分の基準ができる。正しい価値観は、よい本を読むことで得られる。論語、老子、仏教聖典、聖書・・・。人類が長い間読み継いできた本には、何らかの真理がある。正しい価値観があれば、ぶれないし強くなれる。普遍的な価値観を持てば、自信を持ってヘンといえる。そして正しい価値観を持てれば、自信を持って強く生きることができるし、人に迷惑をかけない。
    *欲はエンジン、理性はブレーキ
    欲なき人は、前に進めない。欲はモチベーションの源であり、エンジン。ただ、暴走すると、志を失う、徳を失う。理性というハンドルとブレーキで、欲を正しく制御しよう。
    *正しい仕事の条件
    周りを幸せにするには、「自己犠牲」が必要。そう思っている人もいるかもしれない。しかし、それは違う。周りの人を幸せにして、自分も幸せになる。それが鉄則であり、両立は可能だ。自己犠牲では絶対に長続きしない。野球選手は球を投げ、画家は絵を描き、職人は製品をつくる。自分も幸せだし、周りにいる人も幸せだろう。そこには自己犠牲などない。自分の仕事を精一杯やって、それが周りを幸せにする。もし、一生懸命やると他人が不幸になるような仕事だとしたら、それは、正しい仕事ではない。
    *成功の本質は「あたりまえの徹底」
    成功の本質とは何か。D・カーネギーの本を読み、ナポレオン・ヒルの本を読み、松下幸之助の本を読み、稲盛和夫の本を読み・・・・。だが、そこに「ものすごい」ことは書かれていない。共通するのは一見「あたりまえ」のこと。そのあたりまえを信じて徹底できるかどうか。あたりまえのことを徹底することこそ、本質だ。成功の本質は「あたりまえの徹底」それを楽しくやるだけ。徹底的に。
    *熟読が大事な理由
    「速読」だけではダメ。速読は情報を素早く手に入れるための読み方。もちろん、それが必要なときもある。しかし、速読では頭はよくならない。論理的思考力が身につかないから。速読は論理的思考力が、相当高い人がやるべきこと。論理的思考力を身につけるためには、論理レベルの高い人が書いた本を、論理を追いながらていねいに熟読する。分かるまでていねいに。線を引き、注を読み、ほかの本を参照しながら、ていねいに読む。論理的思考力が高まれば、どんな勉強にもついていける。
    *受験勉強は無駄か。
    無駄な勉強はない。勉強に、役立たない勉強というのは存在しない。受験のための勉強でも、必ず、いつか、どこかで役に立つ。勉強した努力は消えないし、勉強の仕方や楽しみを得られる。論理的思考力も身につく。知識は忘れても、勉強の仕方を知っていれば、何にでも応用できる。勉強したことは、使おう。社会人なら使うための勉強をしよよう。使えれば使えるほど勉強が楽しくなる。勉強の楽しみが分かるようになる。
    *知識を知恵に変えられるか
    情報は大事。だから、あらゆる情報に目を通したくなる。情報量が減ると不安。でも、単なるインプットは知識を増やしているだけ。知識は自分の頭に入れなくても、ネット上にたくさんある。ほしいのは知恵。情報を「役立つもの」に変えるのが知恵。基本や本質を徹底して体得しなければ、知識は知恵には変わらない。知恵とはインプットを有意なアウトプットに変えることのできる「論理的思考力」。インプットを増やすことも大事だが、知恵を高めることのほうが、もっと大事。
    *関心の源は何か
    そもそも、なぜ関心が持てるのか。関心が持てなければ、何も気づかず、何も見えない。関心の源は何だろう。責任。経営者としての責任。担当者として、その仕事のプロとしての責任。お客様に対しての責任。責任を責任と感じ取ると、関心を持たずにはいられなくなる。それも真剣に。責任感にない人は、関心も低いから、何も見えない。プロではないということだ。
    *他人事にしない
    リーダーなら、「他人のことであっても、自分のことと同じように考えられる」そんなリーダーでありたい。せめて自分のことだけでも他人に責任を押しつけないリーダーになりたい。
    *ヒラメ上司になるな
    部下の話にメモをとれるようになったら、リーダーとして一人前。上司のメモはとるが、部下の話は聞いているふりだけ。ひどい人になると聞きもしない。そんなのは「ヒラメ」。上にしか目が付いていないから。部下は上司のことをすごくよく見ている。でも、どうしても、部下に対しては自分が甘くなる。人の話を聞けるというのは、素直さ、謙虚さの表れ。お互い、素直で謙虚でいたい。
    *「せっかち」でありたい
    しんどいことは明日に延ばしたくなってしまう。成功している人はせっかちだとつくづく思う。明日延ばしの習慣を持つ人は成功しない。今日できることは、今日中にやる「習慣」が大切。あまり無理して、身体を壊さない程度に。
    *「窓の外」を見るか、「鏡」を見るか
    「ビジョナリーカンパニー2」という本に、成功するリーダーは、「うまくいったときには窓の外を見て、失敗したときには鏡を見る」とある。成功している人は、自分の成功要因を、「運がよい」とか、「あの人のおかげ」というように、「窓の外」に成功要因を見つける。失敗したときには、自分のどこがいけなかったのかと「鏡」を見る。うまくいったときに「鏡」を見てニタニタしていて、失敗したときには「窓の外」に失敗要因を探しているような、そんなリーダーには、誰もついてこない。
    *成功の必要条件と十分条件
    成功の必要条件は前向きな考え方。苦境に立っても、常に前向きに考え、前向きに行動する人は成功しやすい。そして、自分さえうまくいけばいいという私利私欲では、成功は続かない。成功の十分条件は「周りにいる人も幸せにしよう」という考え方。成功は、人を幸せにしたごほうび。「周りにいる人も幸せにしよう」という利他心、他を利する心があってはじめて成功が成功を呼ぶ仕組みになる。ただし、利他心も自己犠牲では長続きしない。周りにいる人も幸せにして自分も幸せになる。そんな前向きな考え方と利他心が成功の条件。
    *目的と目標を分けて考える。
    目的は、どこまでいっても到達しない究極の方向性示すもの。あるいは存在意義。目標は、目的のそのときどきの目印。会社なら、売上や利益は目的ではなく目標。ビジョンや理念という目的を追い求めるための目標。個人も同じ。資格やスキルの取得は、目的を追い求めるための目標。年収や役職も目標。目的ではない。でも、目的を見つけるのは難しい。それなら短期的な目標でもいいからトライしてみよう。そのうちにもっと長期の目標が見つかるし、その先には自分の目的も見つけられる。
    *あたりまえのことを、バカになって、ちゃんとやる。
    正しい考え方を身につけ、それを徹底できるかどうか。正しい考え方は、難しくない。嘘をつかない。他人を喜ばせる。周りの人を大事にする。誠実である。遅刻しない。挨拶をする。あたりまえのことばかり。このあたりまえのことを、バカになって、ちゃんとやる。それができれば、誰でも自然に成功する。多くの人が、もっと難しいことをやらなければ成功しないと思っている。凡事徹底こそが成功の条件。
    *散歩のついでに富士山に登った人はいない。
    「散歩のついでに富士山に登った人はいない」
    そう教えてくれた人がいた。目標なしに努力しても、それは、いまの自分の周りをうろうろしているだけ。同じ努力をするなら、目標を定めてから努力する。富士山に登りたければ、その「したい」気持ちを持ったうえで、計画を立て、体力をつけ、健康に気を配り、日々、前に進んでいかなければならない。まずは簡単な目標でいい。とにかく目標を立てて、それを手帳にでも書いてみる。ちょっとしたきっかけが、あなたを変えるかもしれない。長いあいだ歩いても、散歩だけで終わるか、それとも富士山に登れるか。
    *紙一重の差を積み重ねる
    どうせ努力をするなら「正しい」努力をしよう。毎日卓球の練習をしても、サッカーの選手になれないように、プロになりたければ、それにふさわしい勉強をしなければ。新聞を一面から読む、良質の本をていねいに読む、手を抜かずに仕事をする、たくさんの人と会う。そんな努力を、「紙一重の積み重ね」で積み重ねていく。正しい努力を積み重ねること。遠まわりに見えても、それが成功への一番の近道。

  • 知識を知恵に変える:情報を役に立つものに変えるのが知恵
    優勝劣敗の原理:世の中が必要とする商品やサービスを提供した会社、世の中から必要とされる考えや技術を持った人は生き残る
    A・B・C:正しい考え方:嘘をつかない、他人を喜ばせる、周りの人を大事にする、誠実である、遅刻しない、挨拶をする
    ビジネスは社会貢献
    ◉前向きにものごとをとらえること、そして利他の心を持ってものごとにあたること

  • 人生は画期的なアイデアや何か新しい考えが重要ではなくごく当たり前の原理原則によって成り立っているので基本原理をマスターすることがなにより重要になっているのである。

  • 「発見力」養成講座でファンになった著者。
    自己啓発系の本としては、常にすぐに手に取れる場所に置いておきたい一冊。いくら良い事が書かれていたとしても、だらだらと冗長なお説教というのは、やはりあまり好みではない。これだけ簡潔にずばりと、それでも決して言葉を端折ったりせずに、分かりやすく表現できるというのは、その点でも参考になる。

  • 適者とは、世の中の発展に貢献する心を持つ人 大欲を持つ人が、世の中を変える 一流の人ほど気配りができる 部下は幸せについてくる。家族も恋人も同じ 成功の十分条件は「周りにいる人を幸せにしよう」という考え方。成功は人を幸せにしたごほうび 来る人も、来る人もまた、福の神

  • いまひとつ。

  • 正しい価値観と考え方を身につける。
    あたりまえを徹底して、天職で一人前から一流を目指す。
    優しいが甘くないこと、厳しいけれど冷酷でないこと、褒めれども煽てず。
    玩人喪徳 玩物喪志(書経):人に誠実に接し、適切な物欲をもつ。

  • ・「優勝劣敗」の原理
    ・本物は静か
    ・ちょっとしたことが、たくさん違う
    ・なれる最高の自分になる
    ・目的と目標を分けて考える
    ・真剣勝負
    ・来る人も、来る人もまた、福の神
    ・ほんの少しだけ、余計にがんばる
    ・自分にしかできないことを残したい

    サラッと読めます。

  • 良い

  • この本は、人間が本来豊かに、幸せに生きていくための原理原則を易しく説いたものです。

    著者は経営コンサルタントで、現実の儲け主義を目の当たりに見てきて、”本当にこれでいいの?”との疑問を感じられたと推測されます。自分もコンサルタント等を行ってきて、このことを実感するからです。

    お金を儲けること自体悪くはありません。会社を経営では、儲けることがとても大事です。でも、その前に、考えるべきこと、それが、この本で説かれている、”正しい価値観”ですね。

    私の好きな言葉、”三方よし”(売り手よし、買い手よし、そして世間よし)の思想です。儲けることで、皆がしわ早稲になればよいわけですね。

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著者プロフィール

経営コンサルタント、小宮コンサルツ代表取締役会長

「2018年 『図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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