- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763199959
作品紹介・あらすじ
「論文の引用件数」世界一の学者が編み出したものごとの本質をつかむ思考法と、世界的発見の舞台裏。
感想・レビュー・書評
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すきな事に一生懸命になれ
研究には革新的、改善的の2パターン
諦めないを貫く
ものづくりという言葉はキライ。虐げられてる気がする
就活より研究やれ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近の学生は元気がない!
この本からチャレンジ精神を学んでほしい。
【熊本大学】ペンネーム:アニヤ -
材料屋さん?の細野秀雄さんの本。
節々に名言が散りばめられていて、アカデミック出身として深くうなずける部分が多い。
著者の信条で
”All or something”
失敗しても必ず何かが残る、ならば挑戦する意味はある、
という考えがとても気に入った。
また静摩擦係数>動摩擦係数であり、
動くまでのそのときが一番力を必要とするが、
むしろ動き出せば摩擦は減る、
そして動いているからこそ失敗に対する修正をすることができるなど、
アナロジーを用いた説明にはとても納得した。 -
NHKなどで彼を初めて知り、始めは好きなことだけただ淡々とやっている本物の専門バカなのではないかと思った。
しかしこの本を読んで、彼が真摯に研究に取り組み、そして科学の発展につなげようとする姿勢を感じたので、
同じく科学に携わっている者として学習、共感できた。
何より、彼がモットーとする、
all or something
という、研究結果から何かを発見して次につなげようとする「姿勢」に、
研究成果を上げるためには、チャンスを逃さないゆみない努力と、蓋を開けてみると何が出てくるかわからない材料科学の分野で特に必要とされるであろう洞察力が必要なのだと感じた。
また、科学技術が分野毎にもっと深く掘り下げられて洗練されれば、科学は発展して行き、社会で解決が叫ばれている問題によりクリティカルなアプローチができるはずだとしている。環境問題などで科学発展の功罪も叫ばれている中、敢えて科学の側から真っ向に対策を考えていく気概に、非常に興味を持った。