反貧困: 半生の記

著者 :
  • 花伝社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763405555

作品紹介・あらすじ

人生、カネがすべてにあらず
人のためなら、強くなれる

日本の貧困と戦い続けたある弁護士の半生記
年越し派遣村から見えてきたもの──

感想・レビュー・書評

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  • ご尊敬申し上げる宇都宮先生の著書。既出のことが多く目新しさはないが、多くの人が手にすることを願います。

  • 弁護士の仕事は仕事そのものが社会性を帯びている
    反貧困のネットワーク
    藤沢周平 静かな木

  • 宇都宮さんは弁護士という権利社会の中心となる職業を選びながら
    権利を奪われ搾取されがちな弱い立場を支える立ち位置を取る

    クレジット・サラ金被害者をはじめサリン事件被害者
    派遣社員などの理不尽な状況を改善するために紛争してきた
    そんな格差社会での見捨てられがちな問題を広く公表して
    弱者救済を図る

    自然界にはない金融システムが世界中のほとんどにあるけれども
    そのセーフティーネットがなく
    先進国で高利貸が公に認められてきたのはニホンぐらいのものらしい

    宇都宮さんを東京都知事のできていれば
    都が率先して格差社会に歯止めをかける大きな力になれただろうに
    都民は自らの参加でニホンを動かす大きなチャンスを逃してしまった

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著者プロフィール

1946年愛媛県生まれ。地下鉄サリン事件被害対策弁護団団長、年越し派遣村名誉村長、日本弁護士連合会会長などを歴任。2012年12月と2014年2月の都知事選に出馬。
現在、全国クレサラ・生活再建問題対策協議会副代表幹事、全国ヤミ金融・悪質金融対策会議代表幹事、反貧困ネットワーク代表世話人、人間らしい労働と生活を求める連絡会議(生活底上げ会議)代表世話人、週刊金曜日編集委員、希望のまち東京をつくる会代表、供託金違憲訴訟弁護団団長、公正な税制を求める市民連絡会共同代表、などを務める。
著書に『反貧困――半生の記』『希望社会の実現』(花伝社)、『弁護士、闘う――宇都宮健児の事件帖』(岩波書店)、『わるいやつら』(集英社新書)、『「悪」と闘う』 (朝日新書)、『自己責任論の嘘』(KKベストセラーズ)など多数。

「2017年 『東京をどうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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