見えない違い 私はアスペルガー

  • 花伝社
4.35
  • (19)
  • (12)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 205
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763408655

作品紹介・あらすじ

マルグリット、27歳。
本当の自分を知ることで、私の世界は色付きはじめた。

アスペルガー女子の日常を描く、フランスでベストセラーになったアスペルガー当事者による原作をマンガ化!

「アスピー」たちの体験談と、医師による日常生活へのアドバイスも収録。

大好評『マッドジャーマンズ』に続く、欧州発社会派コミック第2弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読みやすい漫画を通してアスペルガーの著者の見ている世界を知ることができる。
    アスペルガーとして生きる戸惑い、苦しみ、悔しさ、何に癒しや救いを感じるのかをわかりやすく伝えてくれる。
    私自身アスペルガーなので、共感できる所も多かった。特に周りにアスペルガーについていくら説明しても伝わらないもどかしさ。私も何度も落胆し、孤独を感じてきた。
    そしてマルグリットから勇気ももらった。自分に合わない環境に固執せずに、心地良い環境は自らの手で切り開いていくべきなのかもしれない。
    そして先進国であるフランスのアスペルガーに対する理解の遅れに驚いた。
    この本は多くの人の理解を得る手助けになると思う。

  • 周囲とのコミニュケーションが上手くいかない、習慣が崩れるとパニックになる、といった苦しみを抱える女性が、自身がアスペルガーだと知り、アスペルガーについて発信するようになるまでを描いたバンドデシネ。
    キュートな絵だけど、彼女の困難はきっちり伝わる。
    巻末には強い口調で他国に比べたフランスのアスペルガー認識の遅れを述べているが、日本は更に後ろにいるのでは。

  • フランスで暮らすアスペルガー症候群の27歳の女性マルグリットの視点に立って進む、コミック形式の本。
    アスペルガーについて、第三者が解説をする本はよく見かけるが、このコミックの様に、当人が感じている「世界」がどのようなもので、何に不安や辛さを感じ、どのように傷つけられ、どんな危険に巻き込まれやすいのかを、知ることができる点が、非常に良書だと感じた。
    後、コミックのイラストや色使いがとても愛らしいです。スキ・・・・。

    最終的には、診断を受けて、診断がおりることで、自分をありのまま認めて愛することができるようになったマルグリット。
    読んでいる私も嬉しくて、目から水が出たものです。

    世界は、いわゆる定型発達と呼ばれる人たちが心地よく感じるものを規範として見えないルールができており、そんな定型発達とは異なる人たちにとっては、合わない靴をずっと履かされている様な、大変な苦痛を受けているのだろうと思います。

    「違い」を互いに認め合い、少しずつ「こうあるべき」「これが普通」をツルハシで叩き割って行ければ良いなと感じました。

    巻末に、フランスは他国に比べ、アスペルガーに対する認識や、彼ら(彼女ら)のための環境整備が40年程度遅れているということを知ってびっくり。
    日本も「アスペ」が悪口として使われている現状を見る限り、似た様なものだと思うので、逆に先進的な国ではどの様な受け入れ態勢が有るのか、気になりだした今日この頃。

    この本は、これまであまり発達障害に関心を持っていなかった人にもぜひとも読んでほしい一冊。

    それにしても「発達障害」って呼び方どうにかなんないのかなー。
    全然しっくり来ないのですよ。

  • アスペルガーで悩んでいる人にはおすすめ。「こんな自分、」と思うときのある人にぜひとも勧めたい。私はこの本を読んで、周りに潰されないように、折り合いをつけていくことの大切さを学んだ。マンガになっているので、短時間で読み切ることができる。

  • Twitterで見かけて気になったので読んでみました。
    イラストからもストーリーからも強いメッセージ性を感じます。「悪い」「おかしい」じゃなくて「違う」だけ。これはアスペルガーだけでなく、ジェンダーや障がい者差別問題全体に言えること。理解のある人が増えるといいな。

  • イラストかわいくて、つらさやしんどさや気持ちが視覚化されてわかりやすくて、とてもよかったです。

  • 956

  • 私ってアスペルガーでは?の問いにたどり着くまでの生活の描写がしんどかった。
    診断が降りてからも、職場や周囲の理解ってその程度だしそれ以上を期待するのも難しいよねと共感。

    どちらかと言うと生活に支障(聴覚過敏など)を来す特性はないアスペルガーなので読んで何か参考になる部分は少なかったが、
    自分の消費エネルギーをスプーン1杯分の合計で例える「スプーン理論」はものすごく参考になった。

  • ふむ。

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ナント在住の社会心理学博士。27歳のときにアスペルガー症候群と診断された。自身が運営するブログとYouTubeチャンネルは、累計で150万ビュー以上を誇る。

「2018年 『見えない違い 私はアスペルガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

原正人の作品

見えない違い 私はアスペルガーを本棚に登録しているひと

ツイートする
×