元気のないおさむのにげにげ日記 コミックエッセイ うつ病クィアのみている日常

  • 花伝社 (2024年12月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784763421463

感想・レビュー・書評

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  • 共感できるところがあった。
    自立支援も障害者手帳も5年更新にしてほしいと私も思う。
    4コマ漫画で読みやすくてあっという間に読み終わってしまった。
    まだまだ元気のないおさむさんの日常を読んでみたいなぁと思った。

  • “「社会のせいにするな」
    「自立してから言え」
    「お前の努力が足りないだけだ」(中略)
    いちいち反論するのは大変なので、たいていは放っておきますが、これらの言葉の背景には、「精神障害者には黙っていてほしい」「社会のせいにせずに、個人の努力と工夫で頑張って乗り越えてほしい」という自己責任論的で自由主義的な考え方が見て取れます。

    しかし、自己責任論ばかりが蔓延る社会は貧しくなる一方だと思います。個人が抱える問題を社会にひらいていくことで、社会はより豊かになっていくのではないでしょうか。”(p.91)



    “制度や社会がもっと変わればいいのになって言ったときに、「あなたの体調がすべて」みたいに言ってくるひとに包囲されて暮らしていると、自分もそう思わされていく。それ以外に自分の生活を改善していく手段がないって思ってしまう。”(p.105)


    “「生きづらいなあ」「しんといなあ」とのたうち回りながらも、なんだかんだ29年間生きてこられているのですから、すでにわたしもなんらかの生存者バイアス的なものを身につけているのでしょう。幸運や特権の上に生きていられる自分という立場を鑑みずにはいられないですし、権力勾配を均す努力をしなければと強く思います。”(p.167)

  • 漫画が基本でとても読みやすい。私は「クィアではない」(真の自分に向き合ったらクィアじゃないなんてあるんだろうか?)し、「精神障害者でもない」(精神障害者と非精神障害者の明確な区分なんてほんとはないだろう)が、特にうつ傾向、やりたいことはたくさんあるのに、結局寝てしまう、すぐ疲れてしまう、もっと自由な働き方が許されればいいのに…といえ考え等、とても共感できるところがあるだけに、その気持ちを押しつぶして、「普通に」働けている自分の特権性、自分のつらい気持ちを置き去りにしてることで向き合えていないものを本書を読んで感じた。
    筆者と私では、つらいの程度が違うのは前提の上、程度が違っても個々のつらさが周りに伝えられ、その気持ちが尊重される生き方、必要なら働き方ができるべきだし、そういう社会にするために少しでも貢献したい…な。

  • 秒で読めたが面白くなかった

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000074213

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