ヒトラー対チャーチル 80日間の激闘

  • 株式会社共同通信社
2.50
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784764103481

作品紹介・あらすじ

ヒトラーは勝利するところだった-もし、それを阻止する男、チャーチルがいなければ。西部電撃作戦から対ソ戦決定までの80日間を、雄渾かつ繊細に描く珠玉の歴史ドキュメント。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ヒトラーのイギリス観は単純ではない。ヒトラーはイギリスの協力、友好関係、あるいは最低限、中立を望んでいた。しかしイギリスに拒絶されると、それまで望んでいた歴史的和解が、敵意や嫌悪に代わっていくことになる。これを見ると、ヒトラーがイギリスと友好関係を望んでいたのは、冷徹な政治的打算によるものではないように見える。ドイツ国民の大半がそうであるように、ヒトラーは1940年まで、たしかにある種の劣等感をイギリス国民に対して抱いていた 。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1924年ハンガリー生まれ。1946年、共産化するハンガリーを離れ、アメリカに移住する。1947~94年までチェスナット・ヒル・カレッジ(Chestnut Hill College)歴史学部で教鞭をとったほか、ジョンズ・ホプキンス大学、コロンビア大学、プリンストン大学などの客員教授を務めた。30冊を超える著書があるが、邦訳書として、『大過渡期の現代』(救仁郷繁訳、ぺりかん社、1978年)、『ブダペストの世紀末』(早稲田みか訳、白水社、1991年)、『ヒトラー対チャーチル』(秋津信訳、共同通信社、1995年)がある。また、近著には、Churchill: Visionary, Statesmen, Historian (New Haven, Conn.: Yale University Press, 2004), June 1941: Hitler and Stalin (Yale UP, 2006), The Legacy of the Second World War (Yale UP, 2010), The Future of History (Yale UP, 2011) などがある。

「2011年 『評伝 ジョージ・ケナン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・ルカーチの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×