秘密のファイル(上) CIAの対日工作

著者 : 春名幹男

• 株式会社共同通信社

作品紹介・あらすじ

ついに封印が解かれた!発掘された極秘文書から、知られざる日米関係史に迫る驚きのノンフィクション。

感想・レビュー・書評

[「おやっさん」さんの感想 · 2010年5月18日]

秘密結社フリーメーソンの米軍人支部組織の事務所（図書館と博物館が併設）はジョージ・ワシントンが所有していたコリングウッドにあり、ワシントン自身もフリーメーソンのメンバーだった。

そのコリングウッドで、日米開戦前夜、在米日本大使館一等書記官で特別情報工作の任務を帯びていた寺崎英成一家は、食事をした。

そのような序章で始まる米中央情報局の工作の歴史的な展開が明かされた書物である。

戦後、ＧＨＱとの関連、冷戦突入後の工作の変化、公開された秘密ファイルから解き明かされる日米・共産圏との裏工作の数々。

情報戦略の奥深さを思い知らされました。

著者プロフィール

ジャーナリスト

「2023年 『SNS時代のジャーナリズムを考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」