学校ブックトーク入門―元気な学校図書館のつくりかた

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  • 教文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784764273214

感想・レビュー・書評

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  • 1階閲覧室 017||タ||6

  • 小学校の図書館司書が、できることとやるべきことについての本。

    ブックトークの事例は、大人でも興味をひかれます。

  • 小学校の活動してたときに、出会っていればなぁと思ってしまった。

    これから、高校にいくときにもきっと役に立つはず!

  •  宮沢賢治の世界(p75)、効率よい新刊選書のためのおたすけツール(p127)、小学校図書館6年間でこれだけは!(p165)
     気になった本・・・「グリーンファーザー」「森は呼んでいる」「生きている森」「月神の統べる森で」

  • ブックトークの実例に子どもたちの反応も書いてあって良かった。
    資料も役に立ちそう。

    『学校図書館で働くものに絶対必要なことは「常に本を読んでいる」ということ』(125ページ)
    待つ時間を利用して、ちくちく読むことですって。

  • ブックトークとは~
    1特定の集団対象者に向けて
    2ひとつのテーマの下に集めた本を
    3それぞれ関連付けて紹介する活動

    多様な本を紹介することによって、テーマが多面的にあぶりだされ、本の世界の豊かさを子どもたちに伝えることができる、それがブックトークの醍醐味です。

    1本を選ぶ
    2柱となる本を決め、順序を考える
    3紹介する部分を確認する
    4ブックトーク中に木をつけたいこと
    5ブックリストの配布

    ブックトークメモ
    *テーマ、対象、ねらい 
    *導入
    *タイトル、著者、出版社+コメント、方法
    *まとめ

    例)テーマ「緑のものを食べよう」生活科
    ねらい 緑黄色野菜を意識する
    対象 低学年
    時期 5月
    場所 教室
    いきさつ 毎日食べてるものに感心をもってもらう

    p96いわゆる「調べ物学習」のために編集されている本は、見開きひとつの画面に要領よく情報を収めており、断片的な知識に終わりがちである。資料としてビジュアル的に美しく、データが正確で優れたものであっても、それは一面を切り取った材料に過ぎない。調べながら得た知識をトータルにとらえ、グローバルな視点で考えるためにも、論説分として完成している文章や物語を読んでもらいたい。

    P120ヒトの特徴は「自己認知力(自我)」にあります。薬物は人間として大事なkの能力を壊してしまうというのがとても怖いところです。人間ではなくなってしまうのですね。ゾンビになってしまいます。
    人間であり続けるためには、薬物なんかに手を出すのではなく、なにかに依存するのではなく、「自分は」なにをしたいかを自覚しましょう。そして何よりも「自分はどうありたいか」「どういう自分でいたいのか」ということをいつも考えましょう。

    ブックトークを行うための日頃からの準備
    1教科書を持っているか
    2本についての情報を蓄える
    3学校図書館にはどのような本をそらえたらよいか
    4子どもたちの「読む力」をはぐくむために
    *「調べる」前に必要なのは「読む力」
    *学校図書館は資料を提供するだけの場所ではない
    ~ではその読んだり見たり聞いたりした情報を、いかに自分のものとできるか、それは各々の「想像する力」すなわち「言葉の力」にかかっているのではないか。人は自分の言葉の力の及ぶところまでしかいイメージを描けません。情報を集め、調べても、そこに自分なりのイメージが描けなければ、単なる知識の移し替えや組み換えにとどまってしまいます。
    「調べ学習」はさまざまに広がっています。そうした学習を通して触れる情報、戦争や災害、政治抗争等のニュース、環境問題や国際交流、その他のさまざまな出来事を、過去のもの、あるいはよそで起こっている出来事とするのではなく、今の自分の生活に関係するものとして、そしてまだ形を現わしていない将来の自分の生き方に反映させるためには、何が必要でしょうか。それには、自分と出来事とのかかわりを他人からの借り物ではない自分自身の言葉でイメージできなければならないのです。「あったりいいな」を想像することよりも、「もし、なかったら」という状態を想像することのほうがはるかに難しいものです。食べるものがない、家族がいない、学校に行けない、明日の自分の命があるかどうか不確かである、そのようなことを具体的に考えるためには、深い想像力「言葉の力」が必要なのです。

    *言葉を聞く力を養うために
    「ブックトーク」や「読み聞かせ」の前の段階として、「語りを聞くこと」、すなわち語り手の言葉を聞いて物語を体験する「おはなし」を
    子どもたちに届けることが大切と考えています。なぜなら、ブックトークを通して紹介された本を読む、その「読む力」の基礎となる「言葉の力」は、人の言葉(肉声)を「聞くこと」によって養われるからです。そのため、小学校低学年の子どもたちには、たくさん買い方の「おはなし(ストーリーテリング)を浴びるようにたいけんして欲しいと思い、私は「おはなし」を重視しています。

    生まれた時からテレビのある子どもたちにとって、映像などの会財物を一切伴わない「おはなし」というものは、ある意味できわめて刺激が薄いものです。しかし声や表情など体全部を使って、子どもたちに直接向き合う「おはなし」という表現には、他に変わることのできない何かがあります。子どもたちは語り手が伝える言葉を体で受け止め、自分のものとします。
    「絵にも描けない美しさ」と言いますが、その世界がどれほどうつくしいものとなるかは、その人のもつ想像力、言葉の力がいかほどであるかによるでしょう。豊かな言葉の力が養われることで、さまざまな本との出会いを通して、量り知れない広さと真剣に対峙して、言葉だけで誘う「おはなし」の世界、これを私は自分の学校図書館経営の核としています。


    1年生の「図書の時間」
    4月 学校たんけん~図書館の約束、場所、ラベル、貸し借り
    『めっきらもっきらどおんどん』日本の絵本
    『かいじゅうたちのいるところ』外国の絵本
    『みんなうんち』9類以外のもの

    『ことばあそびうた』~あいうえお
    『どんどんちっちどんちっち』
    「絵本ことばあそび」

    『アナンシと5』~10までのかず
    『10までかぞえられるこやぎ』

    5月 端午の節句(行事)
    『食わずにょうぼう』
    『植物図鑑』
    バードウィーク~本のなかまわけ
    『鳥類図鑑』
    『ふくろうの染物屋』
    遠足~学校行事
    『きょうはみんなでクマがりだ』
    『きょうのおべんとうなんだろうな』

    6月 運動会~学校行事
    『うんどうかいをはじめます』
    『てとゆび』手や足のかがく絵本
    『あしのうらのはなし』
    ほか、テーマの添ったもの

    7月 七夕~行事
    『たなばた』

    なにをしているのでしょう~国語
    『ぼくらはむしさがしたんていだん』
    『にわさきのむし』
    『昆虫図鑑』

    おおきなかぶ
    『だいこんどのむかし』
    『おおきなもののすきなおうさま』
    『おおきなきがほしい』

    民話『バーバ・ヤガー』『マーシャと白い鳥』

    夏休み~学校行事
    『おっきょちゃんとかっぱ』
    『はじめてのキャンプ』
    『とかげのしっぽ』

    9月 収獲の秋~季節行事
    『ならなしとり』
    『いもころがし』
    『おにぎりぱくりん』

    けんかした山
    『青いかいじゅうと赤いかいじゅう』
    『蛇の食い合い』

    10月 はたらくじどうしゃ
    『しょうぼうじどうしゃじぷた』
    『はたらきもののじょせつしゃけいてぃ』
    本のなかまわけ 3、5、6類

    11月 おはなしどうぶつえん
    『たろうのともだち』
    『ゆかいなさんぽ』
    『とりかえっこちびぞう』

    12月 海へのながいたび
    『ホッキョクグマの本』

    年越し~行事
    『びんぼうがみとふくのかみ』
    『ぼうさまの木』
    『もうすぐおしょうがつ』

    1月 正月~季節行事
    『ねずみにわとりねこいたち』
    『はつゆめはひみつ』

    節分~季節行事
    『鬼ぞろぞろ』
    『せっつぶーん』

    2月 がまくんとかえるくん
    『ふたりはともだち』
    『トモダひからともだちへ』
    『てがみをください』

    図書館攻略法
    レファレンス
    分類
    目次、索引、検索~国語辞典、図鑑、百科事典の使い方
    統計、図表、写真をつかうときのチェックポイント
    著作権 引用 奥付の見かた
    情報モラル  ネットマナー

  • タイトルは、ブックトーク入門だけど、”入門”というよりかなり”濃い”感じ。広がりのある本の紹介だけでなく、教科との関連がわかりやすく、子どもとのやりとりや反応など、実践的。
    これ、このまま保健や各学年の先生に紹介したーい。
    そして副題の「元気な学校図書館のつくりかた」の通り、学校図書館の仕事や図書の時間のこと、蔵書のこと委員会のこと支援や協働の仕方などなど、小中学校の学校司書のための本でもあります。(i44)

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高桑弥須子の作品

学校ブックトーク入門―元気な学校図書館のつくりかたはこんな本です

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