教えるということ

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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784764300125

作品紹介・あらすじ

教えない先生が多すぎる。「教える」とはどういうことか。教師・父母必読、問題の書。

感想・レビュー・書評

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  • 母から勧められた本。
    またいつかこの本を読み返す日が必ず来る。

  • この本に出会ってなかったらと思うと正直怖いです。
    子供好きで学校がすき。それと学力と熱意で教師になれると漠然と思っていたからです。
    教師は職人であり、責任があり、学力をつける専門職。そういうことを意識して、これからまた、教師目指して頑張りたいです。
    事あるごとに、この本に目を通して、心に大村はまさんのことばをしっかり刻んでいけたらと思います。
    私のバイブルに決定です。

  • 初任者必読。

    教師は職人である。

    心だけでなく、技を磨く必要あり。

    ただこの本には、具体的にどのような技術をみがいたらよいかが書かれていない。

    2008年04月27日読了。

  • 新米の教師だけでなく、ベテランの教師も自省のために読むべき本。
    「仏様の指」のお話や、「よい仕事をしているか、きびしく自己規制できる人が教師である」というお話が印象的。
    時代が違えど、教師に共通することは研修、研究をやめないことが必要であること?学びに飢えている子どもたち、伸びようとしている子どもたちに負けずに教師も学ばなければ、何歳でも年寄りである。

  • 教えることについて考えさせられた。答えに辿り着いてほしくて教えるのだけれど,誘導の仕方がいろいろあって考えさせ方も様々だ。興味深く学ぶためには教える側が工夫しなくちゃいけないし,たくさん学ばなければならない。だから,学び続けること・生徒を理解しよう努めることを忘れてはいけないと思う。

  • 日頃学生を指導していて、分かっちゃいるけどやってしまう、よくない習慣と対応。そしてマンネリ化。そんなマイナス面をズバズバと指摘してくれる、先生のための指南書です。
    本が編集された時代は古いですが言っていることは現代でも通じる正論。先輩先生が指導論を自分のために説いてくれているんだと思いながら、心に刻みつつ読むのがよいかと思います。
    基本的に講演内容を書き起こしたものなので、話しかける口調で文章は進んでいきます。私的には読みやすく感じました。
    ただ、記載された3つの講演のうち、最後の講演はあまり心には響かなかったかなぁ。。
    そんな正論分かっちゃいるけどできないんだよ・・・。とか思った時点で負けであり、教師としての自覚を失っちゃってるんでしょうなぁ。。。

  • 大学院進学に当たって、大村はまさんの著書を読むべきだと聞き、
    今回ようやく一冊見つけて、読むに至りました。
    小学校の教師を目指す上で、確かに一度は読んでおきたい内容といった感じでした。
    あと、はま先生の独特な喋り方、流暢で魅力的な語り口調は、読んでいるのに思わず聞き入ってしまう…そんな感覚を味わいます。

    本作「教えるということ」は、はま先生がどこかで講演なさった時の内容で、最初のお話は、はま先生のルーツを知るものです。もう一つは、はま先生が私のように教師を目指す若者に対して行われた講演会の内容です。

    「教師」という職業の重みを良い意味で痛感する一冊でした。

  • 教師は教育の専門家であるとの言葉をよく耳にしますが、本書を読むと専門家であることのハードルがいかに高いかを思い知らされます。
    日々、研究することの苦しみを感じ、日常生活の中でも目を光らせてアイデアを生み出す、それが教師の職業意識に徹することだと。

    一方で、先生方が教科以外の雑務に追われている現状が少し寂しく感じました。

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18426

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN01968265

  • 甘さを継続してしまった結果が、今の先生のなり手不足なのかもしれませんね。
    私たち司書もそうだけど、先生たちもそれがどれほど必要な仕事なのか、世間に認識させることができないまま、予算は削られ、人は減らされ、施設や道具は古いままに、理不尽な世界、余りものがなる職業、ろくな人がいない、と、そんなイメージばかりが広がってしまったのかもしれません。
    何かを書かせる授業で、最初から最後まで何も書けない子がいるなんて、教師の怠慢。指導力の不足。
    書くことを教えないままに、書けという授業。
    今でも普通にある。本当によくある。
    「わかりましたか?」は禁句、だけどどうしても言ってしまう。
    子どもが好きで、一生懸命にやっている…なんて、何の言い訳にもならない。
    50年前に書かれたことが、いまだに実現できないまま、どんどんどんどん貧しくなる教育。
    寂しいですね。

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