- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764955561
作品紹介・あらすじ
交通・移動サービスに最先端のAI技術を導入!
今,世界では自動運転も含めた人やモノの移動をめぐるモビリティ革命が起きている.なかでも有名なのがMaaS(マース)と呼ばれる「移動のサービス化」である.米国発のライドシェアのUberや,ヘルシンキのWhimがとくに有名である.
一方,日本でも1990年代からITS(高度道路交通システム)と呼ばれる道路交通の最適化を図る取組みが進められてきた.
本書は,現在のモビリティ革命の背景にある世界の公共交通政策や情報技術の進化について概説するとともに,交通・移動サービスに最先端のAI技術を導入した,日本発の「未来型AI公共交通サービスSAVS(Smart Access Vehicle Service)」について,その技術と社会実装の現状を紹介する.
感想・レビュー・書評
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函館等でMaaSに取り組む未来シェアで考えてきたサービスアイデアや、それに向けた課題、その解決に取り組んでいる内容が取り上げられていてとても参考になった。サービスアイデアについては、全く同じ思いを持った。私も以前、観光という切り口で、移動だけでなく、その前後(ホテル・移動手段の予約から、現地での観光施設・飲食店の案内・支払いまで)を含めたサービスを企画した。その企画とよく似た構想であり、実現できれば素晴らしいと思う。自分も実現に貢献できるようになりたいと思った。
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マルチデマンド型交通の研究・社会実装における先駆者、未来シェア社の研究や実績を中心に据え「スマートモビリティ革命」が指すところが社会、技術、ビジネスなど多角的な視点で語られる。
複数人による著作であり、それぞれ専門分野が異なるため非常に多岐にわたる内容となっている。
社会課題と規制行政への警鐘、そして組合せ最適化問題が同居する書籍というのはなかなか他ではみかけない。
それほど、モビリティの躍進・革新には多くの叡智が必要とされているのだ。