はじめての不動産実務入門 10版: 金融マンが知っておきたい本当の常識
- 近代セールス社 (2003年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784765008105
作品紹介・あらすじ
不動産の見方、評価の仕方が面白く身につく!理解を助ける多様な実例写真、オリジナルなグラフや図表、わかりやすい解説で理解度100%。
感想・レビュー・書評
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ときどき古本屋で108円で売られている本で,ちょっと変な本を買うことがあるのだが,その中では「当たり」の本。
以前の勤務先の親会社が不動産屋だったのにあまり興味がなかった不動産について,結構おもしろく読めた。著者は元々信託銀行で不動産にかかわっていた人で,あくまでも素人の目線から書かれていて分かりやすい。奥付を見たら平成17年で13版とのこと。ロングセラーになるのも納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4〜5
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・自分の相場観を持つ
基準となる土地の相場を把握しそこと比較
・マンションは容積率が大事
戸建要地と違って敷地内に道路を作ろうが公園を作ろうが、それらの土地も容積率計算上の敷地面積にカウントしてくれる。
・売買面積
登記簿面積を前提に決めた売買価格によりとりあえず契約を締結し、残代金決済までの間に土地を測量し、その結果増減分があれば、あらかじめ決めておいた土地単価をベースにその金額を換算する「実測売買」の方式がよく行われる。
一方、登記簿麺世紀の信頼性が高いときや、」測量費用が割高になってしまうような場合には、「後日、登記簿面積と実測面積のずれが判明しても、お互いに苦情を言わない」といった形での「公簿売買」も少なくない。 -
不動産の基礎知識について書かれた本。
金融マンが営業をする際に避けて通れないのが不動産の知識。
宅建の勉強をするのも良いですが、この本で基礎を学べば、業者との会話も楽になります。
金融マンにオススメの一冊です。 -
土地の評価の方法が具体的でわかりやすかった。
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税理士で不動産鑑定士の資格をもつ著者の作。
『はじめての不動産実務入門』というところだけみると、簡単な不動産実務書のように見えるが、サブタイトルの『―金融マンが〜』というところを読んで納得。
基本的な不動産実務知識を前提として持っている人が読まないとわかりにくい部分がある。
逆に言うとある程度実務経験を積んだ人が読むと、本書は非常に実務的な立場から書かれており、その意味では実務に役立つ部分は多い。
ただし、瑕疵担保責任に関する記述で民法572条の解釈を誤っているところがあったのは気になった(私の読み違いであろうか?)。