“弱者”にやさしい会社の話 大事なことを教えてくれる14の企業の思いと経営 (KINDAI E&S BOOK)

  • 近代セールス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784765010825

感想・レビュー・書評

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  • スワンベーカリー
    http://www.swanbakery.co.jp/corporate/

  • ここに載っている会社は、本当にえらいと思う。
    人として生まれた以上は、こういうことをしてみたい。
    しかしその反面で、そこまでの動機がないのは事実だ。

    まるっきりないわけじゃない。そうではなくて、こういった事業にかぎらず、事業というのはもっと「思いの核」になるものが必要であろうと思う。なにかの経営本で、思いと価値と戦略が一体化したものを「カーネル」と言っていた。いい表現だと思う。
    形式から入るのではなくて、今自分がやっていることで、こういう考え方を探すほうがいいのではないかと思う。

    いまいち練れていない表現でもうしわけないです。

  • チェック項目24箇所。社員とその家族、社外社員とその家族、現在顧客と未来顧客、地域社会・地域住民、株主、出資者を大切にする。弱者の支援は強者の使命と責任。高齢者に嫌われた企業・商品に未来はない。精神障がいの人に「いつ休んでもいい」は×。つまりいなくてもいいという意味になる。簡単に休まれては困ると重要感を与える。何のために、どういう農園を、どんな仲間とやりたいのか?仕事ができるだけじゃダメ。できる人が一人で頑張っても普通の人の2倍がせいぜい。それより他の仲間と協力して3倍、4倍の仕事ができる人材。求める人材は「人となり」素直、挨拶ができる、生活環境が安定している。元気に定時で働かなければ引退。高齢でもフルタイム。永年勤続表彰にはスタッフの妻にもあげる・・・妻の支えあっての勤務。認知症になってもおしゃれがしたいはずという想い。

  • 110209byBSnetML 同著者他書要注目
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    1.障害者が生き生きと働く会社
    ●人気のおいしいパンを焼き、提供するのは300名近い障害者、スワンベーカリー(東京都)
    ●“人”を中心に据えた運営により、障害者も高齢者も皆が元気で働く農園、京丸園(静岡県)
    ●障害者と健常者が共に成長しながら、地域の人々の「食」と「健康」を支えるパーソナルフードサービス(沖縄県)
    ●会長自らがつくった社会福祉法人との連携で、“三方よし”の経営を実現した日本ウエストン(岐阜県)

    2.高齢者や社会的に弱い立場の人が元気に働く会社
    ●最高齢社員は90歳、三世代が元気に働くコーケン工業(静岡県)
    ●「一生元気、一生現役」の理念どおり、創業以来「定年なし」で会社を伸ばす西島(愛知県)
    ●シングルマザーにやさしい職場環境が「最高のおもてなし」を生む人気旅館、加賀屋(石川県)
    ●不良や元不良を雇用し更生させる、元暴走族総代がつくった建設会社、新明建設(栃木県)

    3.弱者にやさしい商品・サービスを提供する会社
    ●自らも視覚障害の社長が経営し、文字を音声化する製品等を開発・提供して視覚障害者の自立に貢献するアメディア(東京都)
    ●視覚障害者にとっての利用しやすさに徹底的にこだわる、点字案内板のパイオニア、サン工芸(京都府)
    ●すべての人におしゃれを! 移動美容室で、老人ホームや山間地を循環するモルティー(静岡県)
    ●買い物一つが不便な過疎地のお年寄りに、商品と感動を届ける移動スーパー、安達商事(鳥取県)
    ●介護タクシーや障害者支援タクシー、子育てタクシーに力を入れるフタバタクシー(宮城県)
    ●お年寄りに人生の楽しさ、生きがいと「居場所」を与える稼働率99%の湯治宿、芦野温泉(栃木県)

    「ここに取り上げた事例は私たちが知っているほんの一部の企業ですが、必ずや読者に勇気と希望を与えてくれると思います」
    坂本教授の言葉です。
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    ベストセラーとなった『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)の著者、坂本光司教授の最新作。
    読者からの反響が大きかった『日本でいちばん大切にしたい会社』の中でも、特に多かったのが、障害者雇用、高齢者雇用に力を入れている会社への感動の声だったそうです。
    そこで今回、障害者や高齢者に限らず、社会的に弱い立場にある人にやさしい会社をもっと世の中に知ってもらおうと考え、全国の14企業を紹介したのが本書です。
    坂本教授は、「弱者にやさしいこと」こそが企業を元気にし、成長させる条件であると言います。
    本書で紹介する企業も、『日本でいちばん大切にしたい会社』で紹介されていた企業に劣らず、読む者に感動を与え、そして大切なことを教えてくれる、すばらしい企業ばかりです。

  • 「働くこと」から得られる4つの幸せ。
    1.人にほめられること
    2.人に必要とされること
    3.人に喜ばれること
    4.人に愛されること

    ⇒ビジネススクールの授業でも登場した、坂本光司先生流のキーワード。

    障害者の法定雇用率は1.8%。
    しかし、実際には1.6%前後で、約55%の企業が法定雇用率を下回る。この10年で僅かに改善された程度

  • Granmaでお世話になっている方が編集した本。人の幸せ、ほめられること、必要とされること、役に立つこと、愛されること。この4つは働くということを通して得られること。が印象的。

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著者プロフィール

1947年 静岡県生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部・同大学院教授、法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長等を歴任。ほかに、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員長等、国・県・市町村の公務も多数務める。専門は、中小企業経営論、地域経済論、地域産業論。主な著書に『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)、『心の時代の感動サービス』(同友館)など。

「2023年 『いい会社には、活きた社内制度がある。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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