固体の電子構造と化学

著者 : P A Cox 魚崎浩平 米田龍 高橋誠 金子晋

• 技報堂出版 (1989年2月20日発売)

作品紹介・あらすじ

この本は、化学者の慣れ親しんだ概念を用いて固体の電子的性質を理解できるようにすることを目的としている。数学的誘導はできるだけ避け、多くの化学的に興味深い例を示し、かなり描写的な取扱いに重点を置いた。現代の分光学的手法、特に光電子分光法は、固体中の電子的エネルギー準位について化学的に意義のある直接的情報を与えることから、本書では重要な役割を与えた。

感想・レビュー・書評

[ferminさんの感想 · 2011年10月26日]

化学サイドから固体物理を眺めた感じ。内容は簡単。オススメ。物質の具体例があり、楽しい笑

物理側、物性物理学から始めるとやたらと逆格子空間ばかり相手にする事になる。そして無味乾燥。正直、本当は実空間で分かりたいもの？結局いじるのは実空間の方なのですしねぇ。この本で逆と実の繋がりが少し分かるのではないかと

この本のあとにワトソンなりを読めば良いのではないかと思う。