- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766000047
感想・レビュー・書評
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暮らしの手帳からでた「すてきなあなたに」
これ以外に1〜十までくらいあって
家事、世事、なにも知らない自分は「主婦一年生」
この本から、常識、知識、センス、インテリア、漬物、らっきょの漬け方、梅干しや諸々を学んだ気がする。
ジャムを作ったり、美味しいコーヒーを入れたり
紅茶や、ケーキいろんなこと、
引越しで手放したみたい。
刺繍をしたり、おしゃれ、とにかくいろんなことを学んだ。
とにかく全般的に「すてきなあなたに」なりたい自分は片っ端から学んだ気がする「ここを踏み台にして」
単純な自分はすぐ刺激を受け
なんでもやらないと気が済まなかった。
その頃は「暮らしの手帳」一辺倒だった
もはやこんな自分も三人の子供たちが
結婚ーそれぞれに配偶者、子を得て、
その子がもう大学受験。
図書館でこの本を手にしたときは
過ぎてきた日々に思いを馳せた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このすてきな本と出会えたことを心から幸せに思う。生まれて初めて自分が女に生まれたよろこびを感じた。宇野千代さんは恋は手紙を書いているときやその人のことを想って贈り物を荷造りしている瞬間瞬間に宿る、とかつて書かれていたが、大橋さんの本にも日常を丁寧に過ごしこまごまとしたことに気を配ることによって女性は女性としての喜びを感じられることもある、ということを教えてくれた。続刊も集めたので大切に読みたい。
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『本棚の本』にて紹介あり。
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読んでいると紅茶の甘い香がほわーっと漂ってくるような心安らぐ上質なエッセイ。
小汚い狭小住宅に住んでいることを忘れてしまうほど、優雅な世界にひたれる。 -
大橋さんの文章はとても読みやすいし、言葉遣いが優しくて上品!
私も見習おうと思った。
日々の暮らしのなかで、ちょっとした贅沢気分を満喫している
工夫も、ぜひ取り入れたい。
お友だちを読んで、ちょっとしたお菓子やごはんを楽しむ。
大人の女性だ~。
最近では30代、40代でも「女子」と言って可愛さキープしたい!という風潮だけど、私は大橋さんのような、落ち着いていて、大人な女性になりたいなぁ。 -
箱入りの本は、読むひとの感受性に甘くすてきな日常を沁みこませる。リボンのついた小包のような箱のなかには、花やかな文体でかかれた出会いや記憶がつめられていて、読んでいるだけで、すこしの言の葉から、一幅の絵がすっと目のまえに浮かんでくる。しばらく見つめてみて、わたしが胸に思うのは、知識をもっているだけでは貧弱、実際に知識をつかって日常を創造できなければ、と。知ることと、できることの両方をそなえて人間らしく。ひとに時間の花束である技能を伝達する気持ちに満ちた温かな文章のお手本として、特別な場所に置いておきたい。
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素敵な暮らしの教科書って感じ。真似したいというよりも、自分でこんな本が書けるような生活がしたいよね。
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憧れる方々が大橋鎭子さんをリスペクトされていたので、読んでみました。
美しい言葉で綴られた丁寧なライフスタイルに感化されました、とても素敵な本でした。
初版は半世紀くらい前の本ですが、今読んでも真似したいところがたくさんあります。
シリーズ本なので他のナンバリングも読んでみようと思います。 -
ポケット版やよりぬき集もあります。
この本のおかげで、どれだけ暮らしが、私が豊かに生きてこられたか!
メニューが増え、手仕事を楽しんだり、自分らしいオシャレの冒険をしたり、なにより
矜持を持って生きてこられました。
普通の生活に季語があるように、私の横で手を取って奔走してくれた本です。