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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766000122
感想・レビュー・書評
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幼年期から半世紀の筆者の日常を
淡々と愛情深い目線で描いている
エッセイ。戦争を挟んで彼女が
体験した鮮明な記憶は
淘汰されでもした様に懐かしさに
溢れ満ちている。
やかん・ぼたん・ポケット・屋根など
独特の優しい眼差しが一枚の水彩画
の様に柔らかいトーンで風景を切り取ってゆく。
表題のインク壺が一番好きだ。
筆者は自分の文体は地味だと後書きで
語っているけれど、私には滋味深く
自分を持って生きて来た彼女の
生活する姿勢が素晴らしいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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