老人ホームをテストする

  • 暮しの手帖社 (2007年5月発売)
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  • 本棚登録 :29
  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766001501

作品紹介

暮しの手帖好評連載、待望の単行本化。老人ホームのよしあしをあなた自身でチェックする法。

老人ホームをテストするの感想・レビュー・書評

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  • <特に面白かったこと>
    *個室を利用できる自立度であったとしても「ひとりぼっちにされた」と感じる方
    *老人ホームの良し悪しを決めるポイントは何でしょうか 一人ひとりの介護職員
    *介護職員は「介護職員に対して「介護の心」を持って日々働いているはずなのにいつしか介護が「心」でなく「介護手法」に関心が移り、本来、そこにあったはずの介護の心が失われた。
    *介護業界以外の外部の人間も参加しているので「タコツボ」のように見えません!
    *介護業界が「タコツボ」のようになっている業界関係者、行政、有識者、福祉研究者市民運動家といわれる人たちが集まって~「タコツボ」の中で~

  • チェック項目35箇所。介護を福祉としてではなくサービス業としてとらえる。北欧の建物だけ模倣しても現場は改善されない。スウェーデンでも介護員が愚痴をこぼしている現実を知らせていない。本書を通じて明るい未来につながる新たな改善策を探る。知識を活用して実際に老人ホームをテストすること。個室か多人数部屋か?どっちが正しいではなく選択肢。大人数だから、少人数だから・・・大きさではなく大切なのはケアの中身。マニュアルがなければ働き始めはうまくいかない。介護現場の現状・・・誰が夜勤かを気にするお客様。おむつが完全悪ではない。おむつをする必要がない利用者にさせるのが悪。充分な教育を受けられないですぐに現場に入る。介護現場の3k・・・きつい、汚い、給料が低い。3s・・・専門性が低い、ストレスがたまる、すぐやめる。専門性とは気付き。働くには人間への深い理解が必要。建物よりそこで働く「人」に目を向ける。スウェーデンでユニットケアを実現するには日本の介護現場の2,3倍のスタッフが雇用され毎年1ヶ月は夏期休暇をとってリフレッシュしている現状がある。介護職員と看護職員がもめていないところ。寝たきりはよくないが座らせっぱなしもよくない。ユニットケアは単なる手法。スタッフの利用者様への態度、言葉遣い、身だしなみ。職種間の連携。

  • 一般の方向けの本。介護現場や職員がどういう目で見られているかとても勉強になる。全部が全部じゃないけれど、職場の常識は世の非常識と認識しなくては。
    深夜の更衣介助、申し訳なく思った。

  • 2010.05. 08. ユニットケアは良し悪しなんだ。初めて聞いた時は、なんだかよさげだなぁと思った(話し手が賞賛していた影響大)し、家族的な暮らしというのは良いかもとも感じたんだけど。老人ホームを商品テストするのは非常に難しい。でも、“住む”となればそんなこと言ってられないだろう。老人ホームに近い施設で働き始めたので、職場のことも考えてみたり大変興味深い本でした。

  • 介護の現場は立場によって様々な誤解に満ちているそうだ。そんな現場に精通している著者たちが高齢者福祉サービス向上支援事業研究として老人ホームのチェックリストを作成、分かりやすく解説している。介護保険制度導入から福祉はサービスとなったが、老人ホームでの介護の質が問題となっている。生活介助サービスが確実に実施されているかだけではなく、それがシステムとなっているか否かを評価基準としている点が目新しい。人間は自分の死体を片付けられないどころか生きていても他者に依存しなければならない。さて近親者の入居に際して一般人がこのリストを持ってホーム内を評価をするような事態になったら、人手不足の現場は、さぞ迷惑であり混乱が起きるだろう。第三者がチェックしてホーム別に公表するようにして欲しいものだ。
    それにしても、人間って朝起きて着替えて洗面・食事・口腔ケア・排泄・服薬・入浴等々なんと多くのことをしているのだろう。長生きは寿ぐことではないと実感。

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