考えの整頓

著者 :
  • 暮しの手帖社
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本棚登録 : 1647
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766001716

感想・レビュー・書評

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  • 安野光雅さんの文章と似たテイストを感じました。

  • ピタゴラスイッチで有名な佐藤先生のエッセイ。日常の諸々を、面白い視点で切り取って、ちょっとした考察を加えている文章。そういう視点を、年を重ねても保って、日々世界を楽しく観れるというのは本当に素晴らしいことだと思う。自分もそのように物の見方を幅を持って楽しく観れる人間でありたい。

  • 同じ伊豆出身なので勝手に親しみを感じている佐藤さんが暮しの手帖に連載しているもの。
    「おまわりさん10人に聞きました」と「広辞苑第三版 2157ページ」が面白かったなあ。特に広辞苑の方はとてもワクワクした。

  • 途中まで。
    冒頭でくすっとくればあとはサクサクかと。
    なにかもったいないきがして保留。
    じっくり時間があるときに思考しながら読みたい一冊。

    2年後にもう一回よんだがいいかな。

  • HONZの紹介で読んだ。たんたんとした語り口で、あっナルホドって思うエッセイがたくさんあった。船酔いしない方法は沖縄に行ったときに役に立つかも!?。いちおう、覚えておこう。耳紋(みみもん)の話は新鮮だった。ノリピーの捜査の時もつかわれていたんだね。

  • 『差分』『毎月新聞』につづいて。
    とにかく読みやすく、気持ちよく新しいことを気づかせてくれる。
    それがものすごく「知らなかった!」という事実ではなくて、
    実は知ってたんだけど気づけていなかったこと、なのです。

    おきにいり
    ・もうひとつの世界
    ・ハプニング大歓迎
    ・はじめての彫刻
    ・ふるいの実験
    ・板付きですか?

  • 日常に対する視点を変える。性急に答えを得るのでは無く、答えを導き出す思考の過程を楽しむ。
    自分の頭で考え、それをアウトプットすることは、能動的に生きていくための必須条件だと思う。
    (分かっていても、中々できないけど。)

  • 考えた足跡を辿らせてくれる本。そうしているうちにアイデアが顔を覗かせる。

  • 著者は、ピタゴラスイッチやだんご三兄弟を監修したメディアクリエイター、と言えばどれだけすごい人か想像に容易いはず。けれど、この文書から伝わってくるのは、華々しい世界の一コマではなくて、静けさにも似た日常の中で見つけた気付きたちでした。
    一見わけがわからない、けれど何故か心が動いた瞬間を大切にとって置いて、何故心が動いたのか?をぐるぐると考えながら近づいていく様子がうかがい知れます。
    そしてその何故?がわかったときの、とても嬉しそうに発見を愛おしむ著者の姿が目に浮かぶようで、一編ごとにほっこりとした気持ちになるのです。

    普段は何気なく過ごしている日常に様々な気付きを得ることは、一見散り散りだと思われるターゲットに横串をさして、マーケットを定義し、価値を持たせることに似ています。
    0から1を創ることの難しさを知っている筆者だからこそ書けた、なんともお洒落な一冊でした。

  • 0655は起きれないので見てないけど、ずっと見ている2355.最近ずっとこの人の頭の中を見てみたかったので、無印良品でみつけて購入。
    おそらく、僕のイメージだが、いたって普通の人なんじゃないだろうか。物事を斜め右上から見ているようなイメージを持っていたけど。
    この人の凄いところは、今、起こっている現象をなぜと考え、因果を想像し、自分の形にして吐き出すことだ。ブルース・リー先生曰く「Don't Think, Feel」を実践している。「あれ、なんで今なにかを感じだ」「それはこいうことがあったから」「じゃぁこういう形にしたら面白いんじゃないか」と、自分の責任の取れる範囲で捜索してく。事象を五感で感じるのではなく、「あれ?」と思うこと。考えをめぐらすこと。これを僕は「掴考力」と呼ぶことにする。
    私的な話になり、申し訳ないけれど、ウィンドブレーカーを着て外にでる。「オー寒い、やっぱりウィンドブレーカーはあったかくないなぁ」と思う。
    でも風の強いところに出るとずっと寒いと思っていたけど、実は寒いのは顔が出ているところであって、身体は実はそんなに寒くない。表面は寒いけど、芯までは冷えていないことに気がついた。このとき「あぁ本当に、ウィンドをブレイクするんだなぁ」となぜか強く感動してしまった。
    こんな感じ。普通の人は他者を通して自分の違いを知るけれども、この著者はまさに「考える葦」。存在自体が考え。きっと裸の王様を目の前にしたときに、「王様は裸だ!」って叫ぶ子供の横で、「寒くないのかな」「ひげとか整えたのかな?」「王冠はかぶるんだな」「自分だったら気持ちいいかな」なんてことを考えそう。普通のことと思われていることを、自分のアンテナを使って再構築し、作品を作る。
    でも佐藤さんらしさはあっても、佐藤ワールドじゃないと思うんだよな。彼は世界から感じていることはあっても、世界をつくることを目的としてないから。
    正解に行く前に答えらしきまわりをぐるぐると丁寧にまわり自分なりの答えを導く。そしてそれを無理強いしない。
    この本は、そんな著者の考えていることを整理している本であり、皆が真似するものではないし、真似はできない。だって著者は子供のころからこういう考えだったのだから。
    でも誰もが当たり前だと思う事象に疑問や興味を感じ、その因果のまわりをくるくる回り、自分なりに解釈したものを形として提供する活動は今後も一ファンとしてみて生きたいと思う。語っている本より、きっと作品のほうが僕には分かりやすいから。2355も裏を考えてみるとまた違った面白さがわかるかもしれない。

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著者プロフィール

1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。慶應義塾大学教授を経て、現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授。主な著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(竹中平蔵氏との共著・日本経済新聞社)、『新しい分かり方』(中央公論新社)、『考えの整頓』(暮しの手帖社)、『差分』(美術出版社)、『毎月新聞』(中公文庫)ほか多数。また、ゲームソフト『I.Q』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけている、NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』『‪0655/2355』『考えるカラス』など、分野を越えた独自の活動を続けている。2011年に芸術選奨受賞、2013年に紫綬褒章受章、2014年にカンヌ国際映画祭短編部門招待上映。‬‬‬

「2017年 『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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