みらいめがね それでは息がつまるので

制作 : ヨシタケシンスケ 
  • 暮しの手帖社
4.24
  • (19)
  • (10)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 259
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766002126

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 評論家の荻上チキさんのエッセイに絵本作家のヨシタケシンスケさんがコラボ!
    荻上さんの体験にはシンパシーを感じるところもあったし、その体験ゆえに考え方や行動を広く柔軟であろうとする姿勢は尊敬する。
    ヨシタケシンスケさんの作品は初めてだったけど、ユニークな上に味わい深くて良かった。こんな作家が売れるなんて日本も捨てたもんじゃないなと思った。

    以下、気になったところを引用。
     「僕は、パレードを見ると、涙が出る。自己分析するに、どうも自分は『多様萌え』なようだ。異なる者同士が、それぞれ自由に行進していている姿を見るだけで、涙腺が緩む。」
    「確かに新しいメディアは、社会に新しいトラブルを持ち込む。でも、それによって救われる人もたくさんいる。片面ばかりを見てはいけない。それが一体、人に、社会に、どんんな役割を果たし得るものなのかを見なくちゃなと思う。」
     「(前略)人生は全てが教材になる。ゲームでも、ユーチューブでも。」
     「ライフストーリーをどのように語るのか。過去をどう捉え、今をどう評価し、未来になにを望むのか。そのイメージが崩れた時、人は危機に瀕する。今までの自分や、世間の『べき論』と比べることで、否定のループに陥っていく。」
    「何もかもに、その考えを押し付けるな。何も知らないくせに、勝手に噂するな。何もしないくせに、土足で踏み荒らすな。何も疑わないままに、そこから査定するな。こうやって生きているんだ。何が悪い。」

  • 今 人気の若手評論家さんのエッセイ集を読んだ。この方はきちんと少数派や多様な人々に大事に寄り添うことができる人ですね。だからこそ人気が高い評論家でありリスナーが多いのでしょうけど。またヨシタケさんのイラストもとても効いていて楽しく読了しました。こうした若い評論家さんが人気なのも時代の流れを感じます 笑。良いエッセイ本でした。

  • 荻上さんのラジオを聴き始めてから、もうだいぶん経ちますが、著書を読んだのは初めてです。
    ラジオでは実に様々なテーマを取り扱い、少々難解なこともリスナーにわかりやすく解説してくれるし、時には気難しい政治家を相手に空気を読んでは聞けないこともズバズバと質問してしまう。わらかないことはわかりません、と言っちゃう。まだ若いのに・・荻上チキさん、どんなに優秀で隙のない人なんだろうと思っていました。もちろんラジオでは、飾らない顔を見せたりもしていたけれど。
    ところが、、読んでみて、、荻上さんも人間だったんだ・・というのが最初の感想でした。笑
    悩んだり、紆余曲折しながら生きてきて、今のチキさんがいるんですね。
    ところどころ、心を揺さぶられましたし、知的好奇心も刺激されました。この本で初めて知ったこともたくさんありました。
    自分の視野の狭さにも反省させられたり・・。チキさんくらいの柔軟な感覚を保っていきたいなぁと思います。
    私も「テクスト論」、学んでみたい!

  • 荻上チキさんの文章と、ヨシタケシンスケさんのお話、両方にふれられる超ぜいたくなエッセイ集です。

    まじめで真剣なんだけれども、くすっと笑えるところもあって。

    疲れちゃったなーという時にも、手に取りやすくて、ほっとする一冊です。

  • エッセイよりはヨシタケシンスケのイラストに興味を持って読みました。

    でもエッセイも共感したり、なるほどと思ったりして面白かったです。

  • いろいろなところにとてもシンパシーを感じた。
    うまく言葉にできないことをアウトプットしてくれる人が同時代にいるのは、運がいいことだし、心強いと思った。
    また、イラストとの掛け合いもとても素敵。
    続巻楽しみにしています。

  • 19/07/27。

  • 2019/07/22予約

  • 初出「暮らしの手帖」82〜96号

    週に10時間聴いているTBSラジオ「セッション22」のパーソナリティで、私が最も信頼しているジャーナリストで評論家の荻上チキさんのエッセイ。
    ヨシタケシンスケさんの挿画風まとめもよくて、いっぱい共感できた。
    髪型でその人のつらさを可視化する新薬の最後のコマ「この新薬の画期的なところは、クセのついた紙をブラッシングすることで。症状を一時的に緩和できる点です。」を読んで泣いた人たくさんいるだろうな。

  • チキさんの正直さ、鬱や離婚のことを、ちゃんと書いてくれている。信用するに値する人だ。成功者の話よりも、色んなことでつまづいた人の話のほうがすくわれ。それにイラストもかわいくて、誰もが読みやすいようにページ数も少なくて丁度いい。これは、2019年 いまのとこ1番かも!!

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

特定非営利活動法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事

「2018年 『ソーシャル・マジョリティ研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻上チキの作品

みらいめがね それでは息がつまるのでを本棚に登録しているひと

ツイートする