Animated (発想の視点)

著者 : 平田晃久
  • グラフィック社 (2009年2月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766119961

Animated (発想の視点)の感想・レビュー・書評

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  • animatedとは生命を与えられたという意味。

    印象的事柄を列記。
    "現在、世界を席巻している均質な積層建築は、基本的にはこの「床」のお化けだ。"
    ひだの原理
    ”僕は人の頭の後ろに目がついていると思って設計している。”近い過去の残像が残っているから。
    吉阪隆正、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ、原広司の自邸:二重の屋根

    建築するという行為は思考実験的要素を持つと感じた。

  • ガイドブックのような構成。生物や植物、化学などの構築システム。内発性、A,A',A"...開かれた原理、対角線的、360°、ひだ、同時存在の秩序、動物的本能、脱[床本位制]、人工という自然、など10のキーワードをもとに、様々な文脈の事例を提示している。

  • すごく参考になりました。
    ただ、この領域、僕個人的としては、かなり研究しないとアウトプットのレベルまで持ち上げれないところが苦悩中!

    また都市とか家族とかの構造まで落とし込む手法については、もう少し研究していきたいと思った。

  • 平田晃久の新刊が出たので読んでみた。
    小学校の教科書の様に大きい字が本性に訴えかけるようなインパクトを放つ。

    では題名から。
    「animated」
    快活な・活気に満ちたという意味だが著者は語源anima「生気」やanimal「動物」に遡り、animatedを「生命を与えられた」と定義する。
    そして生気あふれる動物としての人間に訴えかけるanimated(生命を与えられた)な建築を創りたいと宣言する。これは現代という時代を共有する人々の多くに共感され受け入れられる言葉だと思う。

    そして問題となる2つの軸を提示。
    一つは内発的な生命原理によって建築の内と外が同時につくられるような発想について。
    もう一つは立体性について。
    この2つの軸を10のキーワードで考察していく内容となっている。
    そしてこの10のキーワードの考察こそがこの本の核であり、この本から感化されるところだ。


    以下感化されたところ。

    ひだ状の形態。
    単純な形ではないが、限られた空間の中で表面積を最大化する時に必ず現れる単純な生成原理。

    内発的原理と外発的条件の重ね合わせ。ぶつかり。

    ABCのように互いにはっきり区別できるような部分の組み合わせではなく、A・A'・A”のような少しずつ違うものの折り重なり。

    骨太な原理を持った何かが、別のものに覆われたときだけに出る強度。

    予想外の2つの点の空間的つながり。無関係な2つのつながり。

    都市は表面積を増やす即物的な働きと見ることもできる。

    空間は同時存在の秩序。
    ニュートン⇔ライプニッツ
    絶対空間⇔相対空間
    近代建築⇔現代建築

    アドルフロース
    ラウムプラン

    人工と自然は対立事項ではなく、人工は自然の一部で連続的なもの。

    以上、悪くない。

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