スチームパンク

  • グラフィック社
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本棚登録 : 88
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766122947

感想・レビュー・書評

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  • スチームパンクとはなんぞや?
    図説も豊富な歴史・文化的解釈とアーティストの作品群から、そんな疑問に答えてくれる本。
    ビクトリア朝時代のイギリスやアメリカにおいて、産業革命の延長線上でこうなっていたかもしれない未来という、一つの可能性(パラレルワールド)を具現化した世界...とでも言うべきか。
    ファッション デザイン アート 音楽 文学などの分野を包括する、ひとつのグローバルな動向を表すことばとなった、と本書にある。

    とにかく、見応えがある作品群!
    ダーク・レトロ・メカニカルアートが好きならならスチームパンクを知らなくても手に取って損はしないと思う。
    アーティストの作品はもちろん、プロフィールから作品作りにおけるポリシーまで大判サイズにばっちり載っているので、カタログ的楽しさを求める人も、お気に入りアーティストを探す目的で手に取るも良し。
    惜しむらくは対訳が...助詞の使い方が危ういというか(自分のことは棚に置いておく)対訳慣れしてない感じで、ちょい不満。
    それから、昔の物とはいえ本物の人骨や、昆虫の剥製を使った作品もあるので、生物加工アートが駄目な人は注意が必要です。

    データマンサーなんて素敵な通り名を持つリチャード・ドク・ナギの自作したビクトリアンスタイルなラップトップと優雅なタイプライター風キーボードなんて、その手の趣味の人にとっては多分一見の価値あり。
    長年皮革に携わっているトム・バンウェルのガスマスクシリーズや、ロボット工学・テクノロジー×旧世代のテクニックを応用したスタイリッシュかつ内部構造が気になるハイブリッドなクリスコンテの作品、ダークでもレトロチャーミングで憎めない、そんな手作り感満載でストーリー性のあるキャラクターオブジェが魅力のドクトル・エー、シュルアリスムとサイバーパンクの影響下幾多ものイメージを経て完成される、エッシャーのような鑑賞者を翻弄する奥行きあるイラストを描く中村一彦、画像処理で写真の要素を構図に組み立て、視覚的にサンプリング・コラージュ・構築する、サム・ヴァン・オルフェンらが特に好き。

  • スチームパンクの簡単な歴史とそれに合わせて様々なスチームパンク作家の作品集。
    イラストの人や、デザインをする人、実際の作品を作ってみる人などがいてそういった意味で見識が広がる。
    スチームパンクにも色んなものがあって面白い。

    かなり大判で紙も分厚いので重いが、スチームパンクに興味を持った人にはお勧め。

    末吉晴男、ダニエル・プロウルクス、リチャード・”ドク”・ナギ、トム・バンウェルが好みだった。

  • スチームパンクを題材にしたアート作品を紹介したビジュアルブック。
    大判でオールフルカラーで2800円はお買得感があります。
    オススメです。

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