逃げるお金に続け

著者 : 邱永漢

• グラフ社 (2011年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ちいぱそさんの感想 · 2011年7月12日]

Amazonから購入。
Qさん曰く、「私が人よりいろいろなことに気がつくようになったとすれば、私が無闇やたらにあれこれとちょっかいを出したからだ」（P55）
人より先に沢山の失敗をして、リカバリーをした人だから見える事がたくさんあるようで。
先征く人の話は黙って最後まで聞いてみるもんだと、いつもQさんの本を読んで思う。
近所に住む大陸の人たちの言葉や商習慣を吸収する事が、今からできる十年後への準備と最初の一歩か。

[phnetさんの感想 · 2011年7月6日]

ネットサイト「ハイハイＱさんＱさんデス」に連載したコラムを単行本化、「もしＱ」シリーズ第３４巻目。お金は儲けにくいところから儲けやすいところへ動く。お金の動きを追うための、発想や中国の動きを紹介。

著者プロフィール

邱永漢
一九二四（大正十三）年、台湾の台南市に生まれる。東京帝国大学経済学部を卒業後、一時帰台し、台湾独立運動に関与。のち香港へ亡命し、対日貿易を手がける。五四（昭和二十九）年から日本に定住、五六年、「香港」で外国人として初めて直木賞を受賞し、作家生活に入る。八〇年日本に帰化。実業の才を生かし、株式投資、マネー関係の入門書の執筆や、ビル経営など多角経営を行い、「金もうけの神様」と呼ばれた。二〇一二（平成二十四）年、没。著書に『香港・濁水渓』『食は広州に在り』『中国人と日本人』『わが青春の台湾 わが青春の香港』『邱永漢短篇小説傑作選　見えない国境線』『お金持ちになれる人』『お金に愛される生き方』などのほか、『邱永漢自選集』（全十巻）、『邱永漢ベスト・シリーズ』（全五十巻）がある。

「2022年 『邱飯店交遊録 私が招いた友人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」