イスラームの人権―法における神と人

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  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766411942

作品紹介・あらすじ

イスラームにおける神と人、その関係のあり方を易しく説き起こし、西欧の人権思想や法思想との比較分析から、イスラームの人権論をわかりやすく紹介。イスラームにおける法的平等、経済的平等、政治的平等、自由といった問題を概説する中で、その理想と現実についても直視し、「人間であるというただそれだけの理由で尊重され付与される」というイスラーム人権思想の真髄を伝える貴重な試み。

感想・レビュー・書評

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  • 奥田敦先生の本。
    読みやすかった。
    ムスリムを理解するうえで、一番役立ったのは、この本だ。

    サイードや、チョムスキーに言及されてる。
    これから、地球的にも、ムスリムの人口が増加していって、最終的に、キリスト教徒の人口を追い抜いてしまう可能性がある。
    国際社会を知る上で、ムスリムの動向は欠かせない。

    奥田先生は、ユダヤ教→キリスト教→イスラム教と、歴史が弁証法的に展開して、最終的な完成形がイスラム教だと考えておられる。
    これって、ヘーゲル的な世界観じゃない?

    ムハンマドにとっては、彼が最後の預言者であるということは、一神教の完成形ってことに、なるのかな。

    クルアーンからいろいろ引用していて、参考になった。だって、オレのPCには、クルアーンが全文テキストファイルで入ってるからね。すぐに参照できる。

    でも、日本人でムスリムに改宗した人って、男だと髭を伸ばしてたり、女だとヒジャーブを着けていたり、東アジアの片隅の島国に住んでる日本人からすれば、ルックス的に「う・・・・どうしちゃったの?」という感じになるんだけど、奥田先生は、ムスリムっぽくないんだよね。
    それは、どうしてなんですか?

  • イスラーム法を現代の「人権」という切り口で解釈した本。
    普段の生活には全くと言っていいほど影響がないイスラームの内容なだけにその理念や考えを飲み込むのは容易ではなかった。「教えのレベルでのイスラーム」にはまさに全人類が従うべき指針が著されている。しかし「現実レベルのイスラーム」はクルアーンに背く事例が枚挙にいとまがないというのが現状だ。イスラームにおける法と人権は、これから我々が目指すべき世界の指針たりえるのだろうか。

  • 人間は実に様々なものに囚われやすい。そこから、本来の人間の姿に戻してくれるのが宗教の考えである。本書では、イスラームからみた人権について分かりやすく書かれている。
    この本を読んで私は、イスラームに対する見方が大きく変わり、かつその教えの奥深さを感じた。ぜひ、イスラームに偏見がある方にも読んで頂きたい本である。

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著者プロフィール

*2013年5月現在 慶應義塾大学総合政策学部教授

「2013年 『体制転換とガバナンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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