大型美術館はどこへ向かうのか?―サバイバルへの新たな戦略

著者 :
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766415025

作品紹介・あらすじ

ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、テートなど、世界の代表的な大型美術館は拡大路線を採りつつある。彼らのヴィジョンや生き残りをかけた戦略が議論されたシンポジウムの記録に、アジア諸国における新しい美術館計画の概況や制度改革の波が訪れる日本の美術館からの視点を加えた、アートマネジメント関係者の必読書。

感想・レビュー・書評

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  • 2007年2月9日に行われた同名のシンポジウムの内容を書籍にまとめた一冊。
    後半は森美術館の方によるインタービュー集となっています。
    シンポジウムには、南条史生氏(森美術館館長)の司会となって、
    下記のそうそうたるメンバーが自分たちの美術館の問題点、今後を討論する。

    グレン・ラウリィ氏(ニューヨーク近代美術館(MOMA)館長)
    アルフレッド・パクマン氏(ポンピドゥーセンター、パリ国立美術館/産業デザインセンター館長)
    ニコラス・セロータ氏(テート館長)
    高階秀嗣氏(大原美術館)

    美術館の課題
     コレクション
     立地、展示スペース
     観客の教育
     資金
     スタッフ

    美術館の役割
     美術品の保管、保存
     美術品の公開
     教育プログラム

    アートは継続的な対話、議論によって成り立つ

    観客を惹きつける
     歓待されているという感覚
     対話に参加しているという感覚
     同じ空間を共有しているという感覚

    美術館の想像力

    過去の芸術をどう残すか
    新しい芸術をどう推進するか

    建物は道具にすぎない
    構想や想像力が実現するための容器

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