開放系言語学への招待―文化・認知・コミュニケーション

制作 : 唐須 教光 
  • 慶應義塾大学出版会 (2008年9月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766415490

作品紹介

言語を人間のコミュニケーションの中にとらえ直し、戦時体験の語りからネット上の言語まで、現代の様々なコミュニケーション現象に迫る。文化・認知・社会を繋ぐ新しい言語学の試み。

開放系言語学への招待―文化・認知・コミュニケーションの感想・レビュー・書評

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  •  本書は1942年生まれの意味論・社会言語等を専攻する言語学者が2008年に編集・刊行した開放系言語学のテキスト。12人の研究者が章ごとに執筆している。
     まだ半分程度しか目を通していないので書誌情報だけメモ。しかし開放系言語学とは何ぞや、と鳥頭の私含め素人は言いたくなると思うので、この用語については井上逸兵の解説がわかりやすいので引用する。
     “その一方で前世紀の半ばから自律的な言語観に対するアンチテーゼという性格を持ちながら、言語以外のものとの関わりにおいて言語現象を捉えようとする試みがなされてきた。社会言語学・言語人類学・認知言語学などの非自律的な言語学、あるいは「開放系の言語学」(唐須2000)の研究群が近年急速な進展を見せている。これらもそれぞれに異なった思想的背景をもって発展してきたが、いずれも自律的な言語観に立脚せず、社会・文化・人間の一般的な認知など何らかの言語外の要因との関わりにおいて言語現象を論じようする。それは人と人が関わるコミュニケーションの中で、社会的・認知的な営みに埋め込まれたものとして言語を捉えようとするパラダイムである” 
    井上逸兵 「「非言語」と「非指示」の言語学、あるいは非「言語学」」、『三色旗』2003年9月号 pp. 6-11
    http://homepage3.nifty.com/ipinoue/sanshokuki0309.htm

    ・法政大文学部教授・尾谷氏による本書の紹介を見つけたので転載。
    ”人間のコミュニケーションという大局的な視点から言語を捉え直している優れた概説書。形式と意味/言語と文化相同性/言語とコンテクスト/言語と身体性/助言のディスコース/スモールトーク/スポーツ・コメンタリー/教室のディスコースなど、実に幅広い領域をカバーしており、編者の研究領域の幅広さが反映されている。(分担執筆者の多くは氏に教えをうけた研究者であり、非公式ながら慶應義塾大学退職記念論文集といった側面もある。)”
    http://www.i.hosei.ac.jp/odani/book_semantics.html

    ・出版社の内容紹介
    多様なコミュニケーションに向かって開かれた言語学。
    ▼現在主流の生成系の言語学とは別の、言語を文化や社会との関係において重視する開放系言語学(社会言語学)について、多角的に解説するテキスト。
    ▼開放系言語学は、現代社会において多様化する文化とコミュニケーションを、言語との関わりから読み解く。言語を人間のコミュニケーションの中にとらえ直すこの開放系言語学は、コミュニケーションの可能性を広げる新しい言語学として注目されている。

    「ことば」を開放せよ!
    言語を人間のコミュニケーションの中にとらえ直し、戦時体験の語りからネット上の言語まで、現代の様々なコミュニケーション現象に迫る。文化・認知・社会を繋ぐ新しい言語学の試み。
    http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766415490/


     【目次】
    はじめに   唐須教光
    第1章 形式と意味
        ――開放系カテゴリーの展開  谷みゆき
    第2章 言語と文化の相同性  花﨑美紀 
    第3章 言語とコンテクスト  井上逸兵
    第4章 言語と身体性  井上京子
    第5章 言語とアフォーダンス  出原健一
    第6章 ナラティブ考
        ――コミュ二ケーション行為としての語りをめぐって  松木啓子         
    第7章 助言のディスコース  阿部圭子
    第8章 サイバースペースコミュニケーション 八木橋宏勇
    第9章 スモールトーク  井出里咲子
    第11章 スポーツ・コメンタリー
        ――メディアが創るスポーツという物語  多々良直弘
    第12章 教室のディスコース  奥聡一郎

  • 文学部Ⅲ類 現代英語学 参考文献 
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