生き延びること 生命の教養学V

制作 : 高桑 和巳  慶應義塾大学教養研究センター 
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766416367

作品紹介・あらすじ

「生き延びること」を巡る講義集。▼「生死の先にあるもの」としての「生き延び」「サバイバル」に焦点を当てた論集。さまざまな文脈で「生きにくさ」「生きづらさ」が論じられる現在、私たちは「生き延びる」ことについての経験や知識をどの程度持っているだろうか。遺体科学、政治思想、医療人類学、労働の現場など多彩な切り口で、「生き延び」についての視座を提供する。

感想・レビュー・書評

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  • 「科学に佇む一行読書心」で紹介されていた。「患者を治療者の欲望の対象にしてはいけない。人間が人間をかけられるというような幻想は、あくまでも魔術の領域であってこういった倒錯した考えには気をつけなければならない」と引用されていた。

  • 【メモ】
    シリーズ一覧
    https://www.keio-up.co.jp/np/search_result.do?keyword=%90%B6%96%BD%82%CC%8B%B3%97%7B%8Aw

    【簡易目次】
    目次
    はじめに――この授業に生き延びがかかっていたもの   高桑和巳

    寿命について考える   高木由臣

    今「追い込まれた末の死」を考える――精神科臨床実践をめぐる医療人類学   北中淳子

    遺体科学の提唱   遠藤秀紀

    クリプトビオシス――隠された生命   鈴木 忠

    貧困を生き延びるということ――労働・生命・自由   杉田俊介

    真剣勝負を生き抜いた武蔵の教え   吉田泰将

    「生き延びること」の政治経済学――グローバリゼーションと2つのサヴァイヴァル   増田一夫

    生き延びるアート――ロックの名曲と「ネガティブなもの」の効用   武藤浩史

    エッジワークの社会学――人はなぜリスクを冒すのか   根上 優

    武の死生学   前林清和

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著者プロフィール

1941年生まれ.理学博士.奈良女子大学名誉教授.1965年静岡大学卒業,京都大学大学院理学研究科入学.1969年同博士課程中退,京都府立医科大学教養課程助手,講師(1974).1975年奈良女子大学理学部助教授,教授(1994),理学部長(2000).1981年ワイオミング大学(米)・ミュンスター大学(独)客員研究員.1988年日本動物学会論文賞.2005年奈良女子大学定年退職.

主な著書
『生物の寿命と細胞の寿命―ゾウリムシの視点から』(平凡社1993),『寿命論―細胞から「生命」を考える』(NHK出版2009),『有性生殖論―「性」と「死」はなぜ生まれたのか』(NHK出版2014).共著に『Paramecium』(Springer 1988),『生命システム』(青土社1997),『ゾウリムシの遺伝学』(東北大学出版会1999),『ダイナミックスからみた生命的システムの進化と意義』(国際高等研究所2008),『生きものなんでも相談』(大阪公立大学共同出版会2009),『生き延びること』(慶応義塾大学出版会2009),『生物進化の持続性と転移』(国際高等研究所2011),他.

「2018年 『生老死の進化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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