インテリジェンス入門―利益を実現する知識の創造

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  • 慶應義塾大学出版会
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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766416824

感想・レビュー・書評

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  • 自分がインテリジェンスという言葉に初めて触れることができた本。
    インテリジェンスが国家安全保障だけでなく、今の仕事の進め方に活かすことができるという気づきを得ることができた本。
    まさにインテリジェンスの教科書です。

  • インテリジェンスを3つの観点から定義する。



    ①インテリジェンスは、インフォメーションから生産される。②生産の工程は、インフォメーションの収集、加工、統合・分析・評価・解釈からなる。③インテリジェンスとは、判断、行動するために必要な知識である。また、1回のサイクルで終わるものではない。

  • インテリジェンスの基礎理論と制度設計、ビジネスへの応用について書かれた本。一通りの話題は網羅されていると思うが、これを読んでも何を実践すればいいのかまるで分からないという意味で、とても難しい本。「データマイニング」と「インテリジェンス」の違いを知りたい、という意味では、データマイニングはインテリジェンスの枠組みの一部、という理解で正しいのだと思う。本書における「カスタマーのリクワイアメントを知ることが重要だが、それがなかなか難しい」という記述は、データマイニングの文脈でも使い古された感がある。

  • 国防だけでなく、営業やひいては個人的に情報収集する際にも基本的な考え方として身につけておきたい内容

  • インテリジェンス作成のプロセスを、一般向けに易しく解説している。すなわち、「判断・行動するための情報=インテリジェンス」との定義の下、インテリジェンスの要求、インフォメーションの収集・加工・分析、インテリジェンスの生産、インテリジェンスの配布・消費といったプロセスについて紹介している。
    当たり前に色々な企業や政府機関の中で繰り返し行われていることだが、体系化してみることに意義があるということか。
    1点、「自らの利益の自覚が無い者はいつまでたってもインフォメーションの受け手でしかない」との言葉はそのとおりだと思った。判断、行動をする主体でない側でインテリジェンスを作成する場合、このカスタマーにとっての「利益」をいかに自覚してもらうかが最初の高いハードルとなる。また、何が「利益」なのかの価値判断の無い中で、判断・行動のためのインテリジェンスを生産するのは大変労力多くかつ生産性の低い作業とならざるを得ない。
    仕事をする中で、再読してみたいと思う1冊であった。

  • インテリジェンス入門、というタイトルだけれど、インテリジェンスを専門に学びたい人のための入門書というかんじ。
    いきなり、この本から入っても、話が抽象的で、イメージをつかみづらいのではないだろうか?

    とはいえ、インテリジェンスの生産はカスタマーの利益ありきで行われる、という基礎的な切り口からわかりやすく解説してくれる良書。
    尖閣問題といい、おそらく日本の官僚組織は「ニーズ・トゥ・ノウ」の原則ですら徹底されていないだろうなぁ、と想像される。昨今の外交の失敗はどうもインテリジェンスの体制が整備されていないことにも多いに原因がありそうだ。

  • 戦略と実行(Strategy & Execution)の領域を担っている関連から、従来よりインテリジェンスというテーマには関心を持ってきた。そろそろ知識の体系化をはかろうかと手にした一冊。

    外交におけるインテリジェンスの領域の専門家(元外交官)が書いた本ということもあり、企業経営に使える要素は自ずと限定的。一般論としての頭の整理が精々。

    日本におけるインテリジェンスの議論は、まだこれからだな、と思わざるを得ないとの印象(まだ、本書のような書籍があるだけましかもしれないが)。

    おそらく、インテリジェンスを担当してきた人は、良いインテリジェンスの本を書けないだろうとも思う。インテリジェンスは、外交であれ企業経営であれ、先ず目的があり、それへの対応策として位置づけられる、いわば道具。目的のオーナーシップを担ったことのない人は別途誰かに提供されるインテリジェンスの良し悪しは判断し難いだろう。そういう意味では、目的と手段の両方にバランスよく関ってこそインテリジェンスとは何かを語り切れるのだろう。

    本書が今ひとつ迫力に欠けるのは、そのあたりに原因がありそうだ。

  • 日本のインテリジェンス研究の草分け。最初の一冊に。

  • とても分かりやすい。
    今までインテリジェンスについての本を読んできたが、
    “情報を判断・行動していくために必要な知識“に変えていく
    プロセスを分かりやすく説明してくれる一番理解できる本だ。

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