EU環境法

制作 : 庄司 克宏 
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766416855

作品紹介・あらすじ

EU環境法を背景と諸原則から説きおこし、その基本的考え方を、明快に解き明かす。排出量取引におけるEUと日本の制度の比較検討、「EU競争法」と環境政策との関係の原則論から各協定や政府援助への適用のされ方、環境規制におけるEUとWTOの相違、またEUの環境政策の導入のプロセスなどについて網羅的に解説した一冊。リスボン条約にも対応。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事で読む必要が、、、2009年の本だから以降変ってしまったコトは、何らかのニュースソースを探さなきゃ。。。

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    「各分野の専門家が原則と考え方を解説したテキスト。
    「EU法原則と環境保護」「環境規制の主体」「EU環境規制の比較分析」の観点から、それぞれの分野の専門家がEU環境法の原則・考え方を解説する。
    今後EUマーケットに参入する場合に理解しておくべきEU環境法に関する考え方をまとめた一冊として、企業関係者も必携のテキストである。リスボン条約発効後に対応した最新の表記・記述による。」

  • 一通り、(国内)環境法の勉強が済み、環境法の全体像が描けるようになった後に読むと、なかなか面白い。テーマが多岐にわたっているが、私の興味を特に惹いたのは、2章~4章の環境統合原則(特に3章)。環境基本法に盛り込めたらどうだろうかなどと、政策的見地から知的好奇心をそそられた。他の諸原則は復習がてら確認を込めて読んだ。4章のREACH規則は、日本の化審法やPRTRと比較しながら読みたい。なかなかREACH規則自体を重点的に確認するということは国内環境法の勉強ではないので、その点よかった。オーフスも然り。手続的権利としての環境権について、深く再考させられた(10章のおわりにとか非常にためになった)。あとは、5章も環境と経済の関係を考えさせるいい素材。6章も地対法の構造を理解した後に読み、cap and tradeの内外における現状は把握しておきたい。8章の政治論では、非常に示唆に富むデモクラシーモデルが呈示されていると思う。

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