社会システム理論: 不透明な社会を捉える知の技法 (リアリティ・プラス)
- 慶應義塾大学出版会 (2011年11月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766418927
作品紹介・あらすじ
社会システム理論によって、現代社会のリアリティはどのように捉えることができるのだろうか?その知見を踏まえ、どのような未来をつくることができるのだろうか?本書は、そのような問いに対する答えを探求する思索の書である。気鋭の社会学者が、当代きっての論客を迎え、徹底討論。読者のリアリティに新たな知をプラスする。
感想・レビュー・書評
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【動機】井庭先生と社会システム理論に興味があって。
【内容】現実の複雑な問題に学問がどう立ち向かっていくか。
【感想】自分にとり憑く「学際」という幽霊をついに成仏させる知性の迸りを感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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公文俊平の情報文明論は近代化を、国家化(軍事力)、産業化(経済力)、情報化(知力)の3つで捉えた。(p268)
この基礎となったのはボールディングの「経済学を超えて」である(p258)
情報社会になると人は智民になっていく。それは産業社会になって市民になり、ホモ・エコノミクスになり。主権国家ができて国民になったように変わるものである。 -
難解といわれるルーマンに挑戦するまえに一応読んでおこうと思って手に取っただが、単純なルーマン入門ではなく、さまざまなシステム論との対話になっている。
そこが、最初の予想を超えて、面白かったな。
大きな問題意識は共有しつつも、とてもスリリングなディスカッションが続き、手に汗握る展開。
なかなかここまで本気の議論って、活字にならないんじゃないかな?
それだけお互いへの信頼があるから可能な議論なのかな、と思った。 -
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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頂点層、中間層、底辺層、各々を上げる必要があるがリソースが違うから最適化が必要。日本は底上げ中心なので、万人向けのバカなコンテンツばかりになる。これは公共の利益に反すると。
国家としては知識人に騒いでほしくないし、国民がバカでいてくれた方がいいので、今の状況は都合がいいのかもな。 -
【再】こちらも。「新しい時代のリアリティを捉えるには、新しい分析装置が必要だ」
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784766418927 -
プレゼンテーション・パターンの手法で書かれた本らしいので読みたい
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ここ10年くらい、こういった本を読んでいなかったので、読後へんに興奮してしまい、中二病にかかったみたいな感じに。週プロだけは読んでいたので、マット界については万全だったが、それでは足りなかったようだ。