パターン・ランゲージ: 創造的な未来をつくるための言語 (リアリティ・プラス)

  • 慶應義塾大学出版会
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766419870

感想・レビュー・書評

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  • パターンというものを捉え、考える上で示唆に富む内容となっている。討論も多岐に渡るだけでなく、深い内容で個人的には一読では理解が溢れる感じがする。繰り返し読み、身に染み込ませたい。

  • パターン・ランゲージについて、ちょっと興味がでてきたので、とりあえず「入門」的に読んでみた。

    「入門」といっても、対話集なので、どこまで体系的に理解できるのかな?という不安があったり、まず原典というか、最初に始めた人(この場合、アレグザンダー)の本からスタートしてから「解説書」に進むという「パターン」が好きというのもあった。

    が、そういう懸念などは全く不要な素晴らしい本でした。

    パターン・ランゲージを当初の建築の分野からスタートし、ソフトウェア開発への応用、さらにはコミュニケーションなどの人間の活動への展開など、わかりやすく、丁寧に説明が進んでいく。

    それも、著者による一方的な秩序ではなく、対話のなかで生み出されていくというまさに「パターン・ランゲージ」を実践しながら、本が形成されていくプロセスになっている。

    さらには、竹中平蔵さんがでてきて、彼の政治経験をインタビューしながら、それをライブでパターン・ランゲージに整理していくところとか、手に汗握る展開。

    こういうプロセスが見えるとなんか自分にもできそうな気になってくる。

    井庭さんは、学びとか、プロジェクト、プレゼン、対話などをパターンランゲージにしている本とか、ダウンロードできるものを作っていて、しばし、その辺を読んだり、使ったりしてみたいな。

  • 建築から始まり、様々な分野へ応用され、またひろがりつつあるパターン・ランゲージの考え方を、様々な分野の専門家との対談から現在を明らかにする。「名付け得ぬ質」という言葉に、修士研究をしているときに出会いたかった。著者が竹中平蔵氏の教え子というのは意外。

著者プロフィール

井庭 崇
慶應義塾大学総合政策学部准教授。
1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。千葉商科大学政策情報学部専任教員(助手)、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、現職。編著書・共著書に、『複雑系入門――知のフロンティアへの冒険』(NTT出版、1998年)、『[リアリティ・プラス]社会システム理論――不透明な社会を捉える知の技法』(慶應義塾大学出版会、2011年)、『[パターン・ランゲージ・ブックス]プレゼンテーション・パターン――創造を誘発する表現のヒント』(慶應義塾大学出版会、2013年)など。


「2013年 『パターン・ランゲージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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