グループ学習入門:学びあう場づくりの技法 (アカデミック・スキルズ)

  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766420395

作品紹介・あらすじ

グループ学習で困ったことはありませんか?

▼グループ学習は、1年生への導入教育やゼミ研究など、大学でのさまざまな場面で実践されているが、その方法論は多種多様であり、行き当たりばったりで行われているようなケースも多い。本書は、専攻・分野に関係なく、また学生でもすぐに使えるよう分かりやすく、“失敗しない”グループ学習の秘訣を伝授する。
▼信頼できるグループの作り方、アイデアを引き出す技法、ITの活用法、ディベートの準備など、段階に合わせて、気をつけるポイントを紹介。「グループ学習は大変だったけど、とても楽しく、気づくことも多かった」と学期末には言えるためのコツを伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/631682

  • 下記のリンクでご利用ください。
    学外から利用する場合は「マイライブラリ」もしくはリモートアクセスサービス「RemoteXs(リモートエックス)」をご利用ください。
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000077832

  • 電子ブック(KinoDen)
    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shobi/bookdetail/p/KP00015988
    ※学外で利用する場合は、マイライブラリまたはRemoteXsからアクセスしてください。

  • タイトルから受ける印象と、内容はすこし異なっている。

    グループ学習について述べているが、著者が書いているのは、グループ学習の原則論であり、これはこれで重要だが、実際に取り上げている方法論としては、ディベートを軸にした、立論についてと、その立論からのグループに分かれてのディベートにより深く学ぶというのが中心であった。

    ディベートを使ったグループ学習というのが、適切な書名であるかと思う。

    また、IT屋さんから第3章の「グループ学習とITの利用」について、書いてあることを吟味すると、たしかに道具に使われることはよろしくないが、すべて紙に残せ。というのも少々乱暴に過ぎるかとはおもう。検索性や再利用性を充分に吟味していない感じがしている。

    pdfやできるだけplain textからの再利用について言及していないので、議論が足りていない感じがしている。

    苦言を呈したが、逆にディベートの方法論を使って学習に結びつけるのは、私にとっては新味があってとてもよかった。

  • ★ 広国大の電子ブック ★
    KinoDen から利用

    【リンク先】
    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/hirokoku/bookdetail/p/KP00015988

  • 【図書館の電子書籍はこちらから→】  https://kinoden.kinokuniya.co.jp/tit.library/bookdetail/p/KP00015988

  • 900円購入2020-03-08

  • 2017年?冊目「グループ学習入門: 学びあう場づくりの技法 (アカデミック・スキルズ) 」読了。

    グループ学習だけでなく、アカデミック・スキルズ全般についてシンプルに書かれた一冊。授業という観点だけでなく、自分で勉強する際に重要なスキル・考え方だと思う。

    (以下抜粋)
    ●グラフにプロットしてアイデアを評価する(二軸で評価)。

    ●表を作成してアイデアを評価する(評価項目を作って点数化)

    ●振り返り(リフレクション)は、体験学習の必須要素である。グループ学習など何らかの体験をした後に、その体験を思い返し、言語化することが学びを充実させるために非常に重要である。

    ●(振り返りが学びに繋がる理由)振り返りによって行われる、体験の構造化である…体験したことを、単に楽しかった、つらかったという感想のレベルのままにするのではなく、グループのプロセスのなかで生まれた多くの気づきを他の人と共有し言語的に表現することで、それがただの体験ではなく、何らかの形で概念的に整理することができるようになる。

    ●他のメンバーからのフィードバックが、自己の気づきにつながるという点を指摘しておきたい。「ジョハリの窓」は、自己と他者の関係変化のプロセスをモデル化した心理学の理論である。…自分のしらない自分自身を知ることは、人間的な成長にとって不可欠の要素である。
    ●たとえ30分でも、15分でも、時間が空いたら調査や論文執筆に充ててほしい。

    ●(論文の批評について)
    ①書式(統一されているか、ある基準に従っているか)
    ②調査(扱う資料はテーマに沿ったものか、きちんと資料を読めているか)
    ③日本語(言いたいことは明確に表現されているか)
    ④論理性(テーマは明確か、分析は適切か、論理の飛躍はないか)
    ⑤中立性(論にバイアスがかかっていないか)
    ⑥独自性(オリジナリティがあるか)

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著者プロフィール

慶應義塾大学商学部准教授、埼玉大学工学部で機械工学を学んだ後、イスラーム研究を志し、ミシガン大学近東研究学科でイスラーム学・イスラーム史を学ぶ。2006年東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教、2008年より慶應義塾大学専任講師、2010年より現職。南アラビアからインド洋沿岸各地に移民したアラブの歴史を研究し、主にインドネシアとハドラマウト(イエメン)で調査を行っている。2008年より教養研究センターが開設するアカデミック・スキルズを担当する。Ph.D.


「2013年 『グループ学習入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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