あなたは今、この文章を読んでいる。:パラフィクションの誕生

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  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766421620

感想・レビュー・書評

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  • 自分の知識や能力が足りず、ではこの本の面白さがわからなかった。もっとメタフィクションの本を読めばもう少しこの本で言っていることの意義がわかるのかもしれない。特に筒井康隆はちゃんと読んでおかないといけないなと思った。

  • 2014 10/2読了。恵文社一乗寺店で購入。
    円城塔を批評するために「メタフィクション」ではなく「パラフィクション」という概念を持ち出してきた、という本。
    前半はメタフィクションの話、後半からパラフィクションを導出してメインの円城塔批評。

    それが書かれたものである=作者がいることを意識させるメタフィクションに対し、それが読まれるものである=読者の存在を意識させるのがパラフィクション(すごい大雑把に)としている。
    なるほどそれは円城塔っぽい・・・ただ、冒頭だと道化師の蝶批評っぽかったのに、後半それよりも屍者の帝国メインで、いやそこはもっと道化師の蝶の話してほしかったな、ということはある。

  • 「筒井康隆」という4つの文字がいったい幾つ出てきただろう。平岡じゃあるまいし今さら筒井でもないだろうに。
    ありきたりな筒井作品の考察と東のポストモダン論考の引用が中心の第一部は退屈だ。第二部だけでいいんじゃない?100ページも無いけど。低刺激の論文でした。

  • パラフィクション、、、

    慶應義塾大学出版会のPR
    http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766421620/

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著者プロフィール

佐々木 敦(ささき・あつし):1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の諸領域で活動を展開。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『ニッポンの文学』(講談社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)ほか多数。


「2024年 『「教授」と呼ばれた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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