デザイン・ストラクチャー・マトリクス DSM:複雑なシステムの可視化とマネジメント (Engineering Systems)
- 慶應義塾大学出版会 (2014年10月15日発売)
本棚登録 : 23人
感想 : 0件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766421798
作品紹介・あらすじ
複雑なシステム開発・管理のための新ツール。
デザイン・ストラクチャー・マトリクス(DSM)法とは、複雑なシステムの設計・開発・管理を支援するモデリング技術のひとつで、システムを構成する要素(たとえば業務の流れなど)を縦と横の表(マトリクス)形式に整理し、要素間の相互作用を可視化して問題や課題を分析する手法のこと。
本書は、そのDSM法の基礎知識や基本的な考え方を解説し、あわせてすでにDSM法を導入して成功を収めている44の適用事例をカラー印刷によってわかりやすく詳細に紹介している。
解説は、DSMモデルの種類ごとに、製品アーキテクチャ、組織アーキテクチャ、プロセスアーキテクチャ、マルチドメインアーキテクチャに分けて説明してある。またそれに続く成功事例は、広範な産業(自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、建築、機械、製薬、政治組織など)、さまざまな国(オーストラリア、ドイツ、日本、スウェーデン、トルコ、イギリス、米国など)、対処すべき課題(モジュラリティ、アウトソーシング、システムインテグレーション、知識マネジメント、組織設計、プロジェクト計画、工程改善など)といった多方面から取り上げている。
本書から、DSM法の適切な実践方法を学ぶと同時に、エンジニアリングシステムズを正しく理解することの重要性を感じてもらいたいと切に願っている。