- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766422559
作品紹介・あらすじ
▼人文・社会科学系のための初の実践的ガイドブック!
研究者として守るべき研究倫理への意識を共有化・標準化するための、人文・社会科学系向けとしては初のガイドブック。
不正防止のためのガイドラインといった「べからず集」では対応しきれない、「倫理を問われる場面」(=ジレンマを伴う場面)に直面した場合の共通の認識と解決の方向性こそが、研究者の日常には必要とされている。
本書はこの要請に応え、研究の実践の過程で遭遇する研究倫理が問われる多様な場面を想定し、問題の解決策の提案ないし解決のための糸口や方法を提示するような、当事者性を意識した実践的かつ実用的な、必携の1冊である。
研究者を目指す大学院生、学生を指導する教員、研究機関の研究支援業務担当者のいずれもが、自分のこととして身近に引きつけて考え、ディスカッションにも使えるような内容となっている。
感想・レビュー・書評
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2020I021 002.7/Ma
配架場所:A2 東工大の先生の本 -
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いただきもの。ちょっと難しいので腰を据えて読む必要がありそう。
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2017年2月~「e-books corner」にて展示。
▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB03318421 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19882562
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研究倫理をめぐる問題に注目が集まっています。
一方で、これまで研究倫理に関する概説書はいわゆる「理系」の分野を対象としたものが主で、
人文・社会科学を中心とするいわゆる「文系」分野における研究倫理をテーマとするガイドブックは同書が初めてです。
とはいえ冒頭で編者が述べているように、人文・社会科学系といっても実際の研究活動は多岐に渡っており、統一的な指針を提示することは困難です。
そのため同書では、序章から第6章で研究倫理に関する総論をまとめ、各論として研究方法別・分野別のコラムを設けて研究方法や分野特有の問題について論じています。
研究方法別コラムでは文献研究、インタビュー、フィールドワーク、アクションリサーチ、社会調査、実験の6つの手法において、研究倫理が問われる場面を具体例を用いて説明しています。
分野別コラムでは人文・社会科学系分野におけるジェンダーの問題を取り上げるほか、政治学、経済学、ジャーナリズム研究、法学分野において特に注意を払うべき点について述べられています。
また、雑誌 『人工知能』の表紙をめぐる批判を学術コミュニティにおけるジェンダー問題として取り上げるほか、時事問題に対する発言、「脳ブーム」における相互批判の必要性など、研究者としての社会的責任についても章を設けて論じており、現代において研究者を取り巻く状況と認識しておくべき課題を把握する際に役立ちます。
大学院生、そして研究者を目指す学生にはぜひ目を通してほしい一冊です。
(ラーニング・アドバイザー/図情 KOMINAMI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1671434 -
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