- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766427165
作品紹介・あらすじ
なぜ、生きている人間から臓器を摘出してもいいのか?
脳死下移植・心停止下移植の件数と比べて圧倒的多数でありながら、いまだ十分な議論がなされていない生体臓器移植。その包括的な倫理的要件を提示する力作。
日本最多の臓器移植医療は一貫して生体臓器移植であり、今後さらに拡大する見込みである。
しかしながら、脳死下・心停止下からの移植は臓器移植法で法制化されているのに対し、生体臓器移植に関する法律はなく、また生命倫理学からの成果も限定的なものに留まっている。
本書は、哲学・倫理学分野の視座から分析を加えることで、「ドナーに危害を加える行為」である生体臓器移植における課題を解き明かし、その倫理的要件を提示する。切迫する医療現場に寄り添い、逡巡と規範を丁寧に析出する力作。
感想・レビュー・書評
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当事者になってみないとわからない、短時間に人生をかける判断を要す、やったあとにわかることもある。
語れないほど多くの考え方や賛否があるでしょう。
それだけに、答えなんて見つけれない。
どんな病も憎いとしか言えない。
生体臓器移植のドナーとなられる方は読むと、受け取り方に寄るとは思うけど、救われる方も多いと思う。
こういった、タブーとも言われる事実を本にした著者は有り難い存在だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003543619 -
東2法経図・6F開架:490.1A/Ta82s//K