新・通訳捜査官 (経済界新書)

著者 :
  • 経済界
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766720303

感想・レビュー・書評

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  • 北京語を使う通訳捜査官として中国人犯罪者を相手にしていた刑事、坂東忠信さん。

    中国人のガサ入れ、取り調べ・・・本当に大変だなぁ。

    ガサ入れの様子など情景が目に浮かんできてしまいました。中国人確保の時は、警察も入管も真剣でしょうが、坂東さんが文章にすると、何だかコメディみたいです。捕まった中国人のうんざりするような嘘やいいわけに、坂東さんのユニークな切り返し。激務なのにサービス精神旺盛だなぁと。予期せぬところで笑わせてくれるので、電車の中などで読んでいて、うっかり吹き出してしまい、ちょっと恥ずかしかったです。家に帰ってからゆっくり読むことにしました。

    ガサ入れの際、逃亡をはかる中国人犯罪者がケガをすると、病院にかからせることになります。治療費や入院費は私たちの税金です。留置場に収監されてる間の生活費(?)も税金ですよね。なのに彼らは留置所にいる間に体の不調部分まで治療してもらおうとするらしい。図々しいったら・・・。最低限の治療でいいのに。日本の素晴らしい医療技術を披露してあげなくてもいいんじゃない?虫歯?治すより抜いちゃえば?麻酔ナシでガッツリ抜いちゃえば?(日本人は心を鬼にしなくちゃいけないと思います)

    中国の地方の中国人の特徴も興味深かったです。中国は広いから各地域で全然特徴が違うんですね。

  • おもしろかった。今後,事件を担当するときの参考にできそう。

  • 東京で通訳捜査官として活躍した著書によって、日本における中国人(犯罪者)たちの実態が明らかにされています。最終章以外の大部分は、多くの中国人たちとわたりあってきた著者の体験が繰り返し述べられているだけで、もちろん一般人は知らない世界なのでまぁ面白いけど、それだけ。でも、現実の日本には中国人がたくさんいて、どういう状況になっているのかを認識できるという意味で重要なことかもしれない。差別ではないけど、日本にやってきている中国人と日本人との考えた方の違いについて理解しておかなければならないし、注意しなければならないことはたくさんありそう。

  • 警視庁 勤務の18年のうち 北京語を使う 刑事として通訳捜査官として中国人の犯罪者と約8年間犯罪者数にすると1日1人平均五〜七時間の取り調べで延べ千四百人ほどになる。
    だから知り合う中国人は皆 犯罪者か危なそうなやつばかりだった。
    殺人誘拐強盗強姦暴行障害泥棒万引きなどの刑法犯。
    偽造旅券や偽造紙幣の製造者使用者密入国に不法滞在。
    パチンコパチスロスゴト師、中国マフィアに元警察官、元解放軍兵士、ニセ残留孤児家族にエステの姉ちゃんオカマの売春夫、地下銀行、モグリの床屋に不法就労ブローカー、やたら接近してきておごってくれる謎の美女に、危なそうな協力者の皆さん。
    今日もお隣の軍事大国からはおびただしい数の正体は神様にしかわからない人々がこの島国に押し寄せているのだ滞在者の本当の数は治安当局さえも実態は把握できていない。その理由もまた深刻だ。
    どうして中国人は日本に来たがるのかおわかりだろうか。そう理由はずばりお金である。
    接してきた中国人たちの実態の一部の報告と、また なぜ中国人たちがそのような言動、行動を平気で行えるのかの解説も、日本に多い中国人のそれぞれの出身地の省ごとでの特徴、常識、道徳、習慣、考え、育ち方、言動等、坂東さんのご意見を書かれています。

    日本人には想像もできない文化的背景、道徳的背景の中で育ってきた中国人犯罪者たちの、様々な凄まじい話が掲載されていますが、この本の中の話だけでもほんのわずかだそうです。

    1つは親類のしがらみがないこと。2つ目には罪を犯した場合の恐怖が日本には存在しないこと。3つ目には被害者が具体的に特定できないような 違法行為を「犯罪」とは捉えてはいないこと。
    日本で逮捕された人ですらも福建省や中国では「普通の人」

    こういった中国人犯罪者たちが日本で行ってきた悪さと犯罪に対して中国という国全体から賠償を払わせなくていけないと思います。

    一方で中国人たちに比べて日本人の生命力のなさがとても気になりました。
    坂東さんも、日本人にはハングリー精神と自律をぜひ学んでいただきたい。と書かれています。

    日本で危険なのは、外国系の不良団体を放置する政府と、犯罪者の人権まで徹底確保をしようとする 左翼系人権活動屋である。この2つを兼ねる政治家が実際に多数存在し、国会に席を持っていること自体大問題である。

    「逮捕されたら病院代はタダ、体の不具合は日本の先進医学で完治させて帰ろう」が半ば合言葉。

    蛇頭とは「中国マフィア」ではなく簡単に言うと、無許可営業の旅行会社の総称。

    中国人の多くはなぜかまともに地図を書くことができない。

    後悔はしても反省はできない脳回路。
    反省を糧とし前進しようとするわけではなく、自己主張で押し切り前進する中国において「反省」とは「するもの」ではなく「させるもの」だからである。

    様々な嘘や秘術を生み出し、なんとか逃れようとする。

    どんどん拠点が出来上がり、犯罪は変化している。

    世界基準となる国際日本人となるしかない。
    例えば、握手は世界標準では握手しても頭を下げずふんぞり返ったまま相手を観察し「自分より上か下か」「自分より強いか弱いか」を見る。
    握手は仲良くなるためではなく、付き合い始める合図にすぎない。
    日本に本来なかった握手という習慣は本来そういうものであり日本人が間違えているのだ。
    同じような間違いを私たちは「日中友好」という言葉の上で犯している。
    中華社会における友達の「朋友」とは自分を立てて自分の役に立ってくれる人を指す。
    自分のために役に立ってこその「朋友」なのだ。
    彼らのの概念で言うと、中華のために役に立ってくることが 「日中友好」なのだ。

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著者プロフィール

1967年 宮城県出身。昭和61年より警視庁に奉職、機動隊員、刑事、北京 語通訳捜査官を歴任。
平成15年警視庁を退職。退職後も通訳捜査官として 活躍の後、作家、言論界へデビュー。
地上波テレビ局・ラジオ・ネットテレ ビ等でも活躍中。経験を生かした日本の抱える危機を伝える。
一般社団法人 全国防犯啓蒙推進機構理事。坂東学校校長。ブログ「太陽にほえたい」(https:// ameblo.jp/japangard/)。趣味は骨董品、鎧製作、絵画など。
著書に『在日特権と犯罪』『寄生難民』『静かなる日本戦区』『通訳捜査官』他 多数。

「2018年 『亡国の移民政策~外国人労働者受入れ拡大で日本が消える~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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