不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか (経済界新書)

著者 :
  • 経済界
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766720648

感想・レビュー・書評

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  • 「なんかギスギスした最近の風潮」を扱った本なのですが、今こんなギスギスしてるのは昭和が失われたからだ!という方向性で幾つかのトピックで失われた昭和を解説する、という本です。
    タイトルで安易に手に取ってしまったのですが、個人的に期待していたような「なんかギスギスした最近の風潮」そのものの分析(昭和が失われた!に辿り着くまで)や、じゃあ我々はどうするべきなのか、という考察は含まれておりません。。「不寛容の本質」ってこういう内容じゃないのか。
    あと、サブタイトルにあるような「世代間の対立構造に本質がある!」という論は、そうかな?と疑問に感じました。違う世代の人とだけギスギスしてて空気が悪い、という認識は私には無いからです。

    そこまでなら☆3つくらいだったのですが、いささか読者向かいで不親切な箇所があったので☆2つとしました。
    この新書のフォーマットの問題もあると思うのですが、第2章以降は見たことのあるようなグラフや新聞記事の引用が本文を圧倒する勢いで(両方とも見開き2ページを使っていて、しかも序論くらいのトコで流れを切ってる感じ)、それホントに必要?と思ってしまって何とも。
    個別の章の繋がりもあまり感じられず、強いて言うなら最終章で昭和の終わりが…という論考があるくらいで、ちょっとそれも無理やり感を感じました。
    著者の頭の中では、これらの個別論と全体が綺麗にリンクしているんだと思うのですが、読者にはそれが伝わってこないのが残念。文章も謎に改行が多くて、1文章の中にカッコ書きで逆の意味の文章が入っている場所もあって読み辛かったです。

    でも、この著者がこのテーマでまた本を出されたらぜひ読みたいと思ってます。

  • 最初の章は「おっ」と思ったものの、以降の各章は政治や教育など本質とは言い難い議論が続いており、タイトルとはちょっと違う気がしました。

著者プロフィール

西田亮介(にしだりょうすけ)
一九八三年京都生まれ。社会学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。(独)中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て現職。『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版/二〇一三年)『メディアと自民党』(角川新書/二〇一五年/社会情報学会二〇一六年優秀文献賞受賞)『なぜ政治はわかりにくいのか:社会と民主主義をとらえなおす』(春秋社/二〇一八年)『情報武装する政治』(KADOKAWA/二〇一八年)など。

「2019年 『「言葉」で読み解く平成政治史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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