防衛大学校の真実―矛盾と葛藤の五〇年史 (RYU SELECTION)

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著者 : 中森鎮雄
  • 経済界 (2004年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766782875

作品紹介

幹部自衛官を育てるこの学校を、日本国民はほとんど知らない…帝国陸軍幹部から自衛官トップ、PKO司令官、防衛部勤務現役自衛官、前防衛庁長官まで、多彩な防大関係者が語る!知られざる自衛隊の幹部養成機関史。

防衛大学校の真実―矛盾と葛藤の五〇年史 (RYU SELECTION)の感想・レビュー・書評

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  • 中森鎭雄 著「防衛大学校の真実 矛盾と葛藤の50年史」、2004.3発行です。著者は防大1期生で、自衛隊入隊後、大阪大学大学院で修士・博士を習得、その後退職して民間会社に就職した人です。防衛大学校4年間を懐かしく回顧する感じも垣間見えました。総じて、理屈っぽい内容に思えます。そして、沢山のことが書かれていて、私には、何が矛盾と葛藤かはわかりませんでした!世界に例を見ない陸・海・空統合の士官学校として益々の発展を期待しています!内閣総理大臣が出席する卒業式は防衛大学校だけですね(^-^)

  • 防大の良い所も悪い所も忌憚なく描かれている良書。

  •  本書は「防衛大学」という一般社会から隔絶した世界を覗くように紹介してくれるものと興味を持ち、手にとってみたが、内容は今ひとつわかりにくい。
     「防衛大学校とは」「マキイズム」「新たなる時代への船出」等の紹介はそれなりに興味深いが、ただ全体に何を言いたいのかがよくわからない。
     「われらが校長」「共感の愛情」「素顔の防大生」など評価する視線の考察と、「防大教育のジレンマ」「受動型に陥りやすい環境」等の批判的考察が並べられているが、その歴史と制度への辛辣な考察は見られない。
     また本書では、「グッドウィルグループの折口正博会長」を高く持ち上げていることも読んでげんなりする思いを持った。
     折口氏について本書は「事業を次々と成功させた時代の寵児」「狙うべきポイント」「防大生はもっと幅広い分野で活躍しても良い」と絶賛し、巻末の「謝辞に代えて」でも褒めちぎっている。
     本書の発行は平成16年(2004年)。グッドウィルグループの崩壊は平成19年(2007年)だが、すでにだいぶ前からこのグループの悪名高き「違法派遣」は評判になっていたのではないか。
     折口氏は「防衛大学28期生」であると本書にあるが、このような人物が生まれたのは本人のキャラか、それとも「防衛大学」という一風変わった環境が影響していたのか。いずれにしろ折口氏を絶賛する内容は、今となっては本書の価値を著しく下げているように思える。
     本書は、防衛大学の歴史と教育内容をそれなりに知ることはできるが、その考察はあまり深いとは言えないと思う。本書は、一般の読者よりも内部関係者向けの本ではないのかと思えた。

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