挑戦する経営: 千本倖生の起業哲学

著者 :
  • 経済界
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766784374

感想・レビュー・書評

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  • 新卒で入社した会社の創業者の本

  • 勧めを受け読んだ。
    経営者の自伝のような書籍だった。

    自伝なだけに具体的な物語と共に、スケールが大きさ、視点の高さのそもそもの違いなど、衝撃を受けた。

    あまりのレベルの違いに凄いの一言しか無い。

    ここから何を学べるか。という問いの解は見つけられていないが、ことをなすにはスケールの大きさ、根本的な頭の良さ、そして、人脈と志、そして、実現する行動力が、とにかく高い次元で必要になるということを学んだ。

  • 挑戦するには?

    →ベンチャー企業が巨大企業に勝つには、アイディアやスピード、情熱を潰さないようにすること
    事業というのは、一度始めたらやめてはダメ
    どんなに予期しない事態に置かれてもトップが毅然とした態度で生き残るための方向性を示し、動揺を与えないこと
    夢や志を語ることはトップにとって大切な役割だが、経済的なリターンの裏付けがないまま語るだけでは人や組織は動かない

  • 千本さんの自伝的なサクセスストーリー。最初は醒めて読み始めたけど読んでるうちに引き込まれてしまった。我々が当たり前のように享受しているIT環境も、千本さんや孫さんの挑戦が大きく寄与していることがよくわかった。

  • 自身の経験も一部含まれた著書なので、親近感が非常に湧いた。他人事ではないし、著者から受けた影響は自分にとって非常に大きかった。

  • いままで読んだ社長本で最も鳥肌が立った。
    視点のスケール、哲学の深さ、結果としての実績。

    閉塞した寡占業界に風穴を開ける爽快さよりも、
    そこへ向かう緊張感と熱意が全面に出ていて、
    個人的には現実感をもって読了できた。

    しかし本当にスゴイ、生ける伝説。

  • DDI、イー・アクセス、イー・モバイルと日本のビッグスケールベンチャーを起こしてきた千本氏の体験記。タイトルの通りまさに「挑戦する経営」を体現している。新事業へ参入する際のタイミングや志など学べることが多い。

    かつてないほど危機的な状況に置かれている日本の将来を変えるのは気概を持った起業家だと思う。

  • DDI、イーアクセス、イーモバイルの創始者の話。

    イーモバイル立ち上げの時の資金調達の所は鳥肌が立った。
    INSやADSLの初期の話もあって、懐かしく思うと共に詳細を知ることも出来た。
    アンテナ建設の話も面白かった。

    自分が勉強になったのは
    ・日本テレコムが国鉄系だった事やその周辺事情
    ・日本のベンチャーはゲリラ的。長期の視点を備えるべき、という考え方

  • イーモバ千本CEOのベンチャー半生。成功させる極意。やはり志にすべてはついてくるという実証。

  • アッカの起業を自ら描いた湯崎氏の『巨大通信ベンチャーの軌跡』に続き、イーアクセスを起業した千本氏の自伝&経営論。
    NTT時代の話から、DDI、イーアクセス、イーモバイルと起業する経緯を語る口ぶりはさすが何か惹きつけるものがあります。湯崎さんのと比べると、こちらの方が断然面白いですね。基本、自信家です。

    「私の人生を振り返ってみると、失敗の連続だった」とありますが、本人から見るとそう感じることの方が多いのかもしれないなあ、と思います。
    最後の章を締めるにあたって、「成功する経営者は周到に準備し、決して諦めない」とありますが、ここが本音なのでしょう。また「人の縁」について本書の中でも何度も言及していますが、前に進むからこそ人の縁に当たるんでしょうね。

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著者プロフィール

1942年奈良県生まれ。京都大学工学部電子工学科卒業。日本電信電話公社(現・NTT)に入社後、フロリダ大学にて修士・博士(Ph.D)の学位を取得。84年に第二電電株式会社(現・KDDI)を稲盛和夫氏らと共同創業し、専務取締役、取締役副社長を歴任する。96年に慶應義塾大学大学院教授に就任、その後カリフォルニア大学バークレー校、カーネギーメロン大学の客員教授などを務める。99年イー・アクセス株式会社を創業、代表取締役社長、代表取締役会長などを歴任。2005年イー・モバイル株式会社(現・ワイモバイル)を設立し、代表取締役会長兼CEOを務める。14年に株式会社レノバ社外取締役に就任、代表取締役会長を経て、20年から取締役会長。

「2023年 『千に一つの奇跡をつかめ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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