- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766784589
作品紹介・あらすじ
心配性でいつも不安な妹、ヘッテル。お金のことばかり考えてる兄、フエーテル。激動の時代を生きる2人を待ち受ける末路とは-。
感想・レビュー・書評
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ネーミングと辛辣な表現が秀逸ですね。
ミセス・インディ
ピノキオミツギシGFJ銀行
アホ・スギン・チャン
ヘルスン
ヤンデレラ
などなど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
至極まっとうな内容だと思う。楽して儲かることはないし、よく知りもせず寄付したり投資するなって話だ。まず自分の収支を把握し、無駄をなくし、身の丈に合った幸せをありがたいと思うことがいちばん堅実な道だと、時々この本を読んで思い出そう。
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「身の丈に合った幸せを」
ギャグかと思ったら真面目な話なんですね。文庫になってるようなので、ちょっと見てみようっと!「身の丈に合った幸せを」
ギャグかと思ったら真面目な話なんですね。文庫になってるようなので、ちょっと見てみようっと!2013/02/02
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童話になぞらえてお金のことが書かれています。主に詐欺や騙すがわのやり方です。
お金の話は偽!決して飛びついてはダメ!みんな気を付けて!お金は大事だよ! -
ふと思い出して再読したくなり、図書館で借りた。
10年以上前の出版だったとは。
150ページほどだったが1日で読めた。
ほとんど正体バレバレの仮名で、実際にあったようななかったような、いたたまれない童話?!が展開される。
これからの子供には「夢はきっとかなう」とか「努力すれば報われる」とか「正義は勝つ」のような甘ったるいおとぎ話ではなく、理不尽で残酷で身もふたもない現実を突きつける、こういう本を早いうちから読ませる方がよいのかもしれない。
詐欺メールの話は意外と役に立つ。 -
マッチポンプ売りの少女よりもこっちが先だったんね。
内容はほぼマッチポンプ売りの少女と同じだった。
100%儲かる話なんてのはない。なぜなら本当に儲かるなら自分一人でやればいいから。
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分かりやすく、軽く書いてあるが、かなりぐいぐい実話を絡め、具体的な怖い話をしている。
大手だから、有名人だからと言うのは、信じて良い理由にならない。
自分で学び、考え、判断しないと騙される。人生を台無しにされる。
近年、お金の勉強が必要と言われだしているが、お金を求める人達の残酷な一面も、理解しておいた方が良い。 -
面白くて、なおかつ参考になるものばかり。警句だと思うと、毒の強さも気にならない。
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運用で利益を得るのは、一種のギャンブルだから正解はない。とはいえ“貧者への課税”=宝くじ並みに必敗な例が数件挙げられている。「運用を専門家が行う」投資信託、日経平均をオーバーパフォーマンスする銘柄はほとんどない、相場の高騰期に利益少なく運用手数料高く詐欺られリスクさえ。ゼロ金利が今後も続く日本、これから引退する世代は十分な年金もなく、資産形成もされていない成分が多い。/「生きがい」≒教養・趣味・娯楽と「子育て」と「老後資金」のどれを重視するか、健康寿命=長生きリスクをどう見積もるか。憂鬱な自己への問いかけ
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清濁含めてウィットの効いた(本題とはあまり関係ない部分までパロディにしているのはちょっとやり過ぎな気がする)「お金」に関する物語。語られていることは的を射ていると思うし,物語形式だから心に刻みやすい。
なぜこの人が本名を使っていないのか(マネー・ヘッタ・チャンというペンネームは面白くて,それっぽくて嫌いじゃないんだけどね)。あと,なぜこの本を書いているのか?ということ。別にこの人がどうこうというわけではないけど,そうやって疑いながら判断していかないといけないのだろうというのが,この本の重要な教えだと思う(2章を参照)。