祈りと希望

  • 経済界
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766784978

感想・レビュー・書評

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  • 第4回ビブリオバトルチャンプ本

    東日本大震災の時、ツイッターに広がった暖かい言葉の数々・・・。
    どんなに困難な状況にいようと、日本人の心は死んではいないと実感した一冊でした。
    ツイッターは賛否両論あると思うけど、やはり感動や祈り、希望が伝わるのも早いのだと思いました。

  • すっごく読みやすかった。

    どんな人でも誰かの力になれるし、
    どこかでなりたいと思っている。

    そういうことです。

  • 本の収益の一部は義援金になるという。
    内容は似たり寄ったりでも、その時点で意義は成立している。

  • 【東日本大震災関連・その⑥】
    (2011.06.01読了)(購入時期・不明)
    「この本は、震災を通してツイッター上に広がったつぶやきを編んだものです。」と、まえがきにあるように、2011年3月11日(金)の東日本大震災の際の記録です。
    「私たちは、それらの言葉から、先の見えない将来に立ち向かっていく勇気をもらいました。隣人を愛する思いやりをもらいました。さらに、簡単に答えを出すことなどできませんが、地球上の不幸や苦難が決して他人事ではなく、私たちすべての人間の問題であることを学ぶことができました。」(3頁)

    短い文章が大きな活字で掲載してありますので、ふだん活字をあまり読まない方でもどんどん読めると思います。が、所々に、ツイッター用語らしきもの(RT, TL)や絵文字が現れるので、僕のような携帯も持たず、伝統的活字しか見ていない人間には、意味を読みとれないところがあります。また、日付や時間、場所、が全く記載されていないので、書かれていることの意味を読みとるための手がかりがないのが残念です。そのような手がかりなしでも、読みとれるものを受け取りなさいと言われると僕にはちょっとしんどい本です。

    つぶやきはいくつかのグループに分けてあります。
    「働くひとたち」「テーマパーク」「駅員さん」「自衛隊のひとたち」「海外から」「被災地のひとたち」「かぞく」「子どもたち」「若者たち」「日本人として」「ぬくもり」「希望のことば」「著名人」

    ●レポーター(7頁)
    津波に遭遇した記者さんがレポートしながらも一緒に逃げているおばあちゃんをおんぶしたり、優しく声をかけたりして地元の人と一緒に車の上に取り残された人を救助。(後略)
    ●パン屋さん(7頁)
    昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。(後略)
    ●車掌さん(21頁)
    今朝の東横線車掌さん、アナウンスで「大変なことになってますが、ここが頑張りどころです。みんなで力を合わせて乗り切りましょう!」と。(後略)
    ●自衛隊(25頁)
    ぜんぜん眠っていないであろう旦那に、「大丈夫?無理しないで。」とメールしたら、「自衛隊なめんなよ。今無理しないでいつ無理するんだ?言葉に気をつける。」と返事が。(後略)
    ●徒歩で帰宅(116頁)
    何時間も歩き続けてたんだけど、至る所でトイレ貸しますとか、休憩できますとかいうビルや飲食店が沢山あって感動しました。(後略)

    (僕も、3月11日から3月28日まで、被災地で過ごしました。色んな方に支援していただいて、たいへん助かりました。ありがとうございます。)

    ☆関連図書(既読)
    「これからを生きる君たちへ」三重博一著、新潮社、2011.04.26
    (2011年6月5日・記)

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