CO2削減とカーボン・ファイナンス: 「金融」で読み解く「排出量取引」の要点

著者 : 藤井良広

• 経済法令研究会 (2008年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[inyskさんの感想 · 2011年10月21日]

分かりやすい本です。少し古い情報（オバマが就任したあたり）ですが、手際良く分かりやすく情報をまとめています。
金融商品として考えたときの、商品としての特徴（約定と決済のやり方など）に触れているのが、類書にない特徴です。
とにかくコンパクトで、かつ、分かりやすいので、排出権について知りたい時には、オススメの入門書です。

著者プロフィール

大阪市立大学卒。日本経済新聞経済部編集委員を経て、上智大学地球環境学研究科教授。現在、一般社団法人環境金融研究機構代表理事、CBIアドバイザー等を兼務。
主な著書に『環境金融論』（2013年、青土社）、『EUの知識　第16版（日経文庫）』（2013年、日本経済新聞出版社）、『金融NPO（岩波新書）』（2007年、岩波書店）等多数。神戸市出身。

「2021年 『サステナブルファイナンス攻防』 で使われていた紹介文から引用しています。」