- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767434780
作品紹介・あらすじ
★悩ましい漢字の使い分けをすっきり解決!
「同訓異字」の漢字の使い分けについて、詳しく、柔軟に、親しみやすい読み物ふうに解説。たとえば、「大成功をおさめる」場合や「家賃をおさめる」際には、「収める/納める」のどちらを使用するのか、また、「気温/重さ/タイムをはかる」場合には「測る/量る/計る」など、複数ある同訓異字の中からどの 漢字を選べばよいのかなどの判断に迷うときに役に立つ辞典です。漢字を正しく使いたい、そのときの自分の気持ちにしっくりくる漢字を使用したい(たとえば、「青い海」「蒼い海」「碧い海」の使い分けなど)、という方々の期待に充分お応えします。見出し項目約400を収録。
感想・レビュー・書評
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2024/02/07 更新
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p.2022/1/21
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単なる正誤にとどまらず、適切な使い分けを示していたり、原則を示しつつどれを使っても良いとあったりして、寛容さが実用的。迷った時に引く辞典として使えるが、読み物としても面白く読み応えがあるだろう。
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辞書で調べても、パソコンの予測変換の注釈を見ても、中々使い分けられない漢字の数々が、使用例と共に掲載。
小学生で習う漢字でも意外に区別出来ていない様な言葉もあって勉強になる。前から気になっていたことや気付かされることがあって良かった。特に気に入ったのは、常用漢字以外の例も載っていたことである。珍しいと思った。
比較的軽い感じで2,500円弱だったので、次の機会に買おうかな。 -
パソコンやスマホで漢字変換する際にいくつか出てくる変換候補の中から、どれを選ぶのが最適なのか助言がほしくなったときに最強に頼りになる本。
現在の一般的慣習としての使い分け方のルールを明解に説明してくれているので、ものすごくすっきりします。
[基本]一般的には《X》を用いる。
[発展]特に〜を強調したい場合には《Y》を使うと効果的。
などと、冒頭に[基本]と[発展]に分けた要点がまず載っており、さらに文章で詳細な説明が続きます。そして、しばしば図解までしてくれます(この図が親切でわかりやすい)。まるで、頭脳明晰で経験豊富な国語の先生がそこにいてくれるようです。何かを書くときに常に座右に置いておいて相談したい、そんな本です。
ネットであまりにたくさんの誤変換を目にしすぎて、「ひょっとして、もはやこういう漢字の誤りにいちいち違和感を感じるのは少数派なんだろうか・・」などと心が乱れたり心許ない気持ちになった時の精神安定剤にもなります。
レイアウトも見やすいです。・・と思ってなにげなく奥付を見てみたら、なんと組版も著者ご本人がされているみたいです。すごい。そんな多才な方がいらっしゃるとは。この方が出されている他の辞典もチェックしなければ、と思いました。
漢字の使い分け辞典の決定版・定番として、今後も版を重ねながらずっと残っていってほしいと切に願っております。
# 改訂の際には「つかむ」「なくす」も載せていただきたいです。 -
漢字の使い分けは元々出来るのですが、中には知らない物もあったので非常に勉強になります。
趣味や生業で小説を書く人に自信を持ってお薦め出来る1冊です。