建築ツウへの道 (OSHIMA BON 2)

著者 :
  • エクスナレッジ
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767804071

感想・レビュー・書評

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  • カタカナには様々な意味合いが含まれています。何かを揶揄したり皮肉ったりしたい場合にも、カタカナが使われます。

    さて、そこでこの本のタイトルを見てみると、建築"ツウ"です。そう、この本は建築ツウを小馬鹿にするような雰囲気の本なんです。

    最初、建築についてざっくばらんに浅い知識が欲しいなーと思い、この本を読み始めました。しかし、1ページ目から「なんか思ってたんと違う」となります。3ページ目でその思いは確信に変わりました。

    なんと1ページ目から安藤忠雄や丹下健三ら建築界の巨匠にやーやー言っています。そこから現在の建築観について思った事をシニカルたっぷりに書き連ねています。俺が思う建築を俺が書いて何が悪い的な、ある意味開き直った文章はとても潔く、読んでいておもしろかったです。

    第2章までは皮肉まみれの文章が楽しかったのですが、第3章以降は丸くなりました。真面目に考えていたり、建築関係なかったりです。このままずっとどっちつかずな話が続くのかと思うと読むのが苦痛で、途中でやめてしまいました。最初の勢いを維持して欲しかったなーと思います。

  • 建築家という職業について、建築家って何をしてくれる人で、そこにはどういう思考プロセスがあるのか、まったく言っていいぐらい知らなかったし、想像もできなかったが、この本では、建築家の考え、何をどう見ているか、何を知っているのか、という視点みたいなものが、これだけ大量の言葉、テーマで示されると、少しは感覚として、手触りみたいなものが伝わってくる。と言っても、やはりまだ読んでもよく理解できないな、と思う部分はすごく多い。というか、正直、実はいったい何をおっしゃっているのか、よくわからない内容がほとんど。非常に感覚的なことを、ふんだんな例えや引用、ご自身の経験を材料に、非常に切れ味のよい、しかしながらとても微妙な言辞、言い回しを使って書かれているので、完全についていくのはほぼ無理だった。
    自分の知らない世界に少しだけ足を踏み入れてみて、なんとなくちょっとわかった気になる、という本でした。

  • 内容(「MARC」データベースより)
    自律神経失調症の設計業界、北欧デザインは本当にオーガニックか、など、これ一冊で「建築ツウ」になったような気分が味わえる一冊。建築家・大島健二の脳内庭園を大公開した建築百話を収録。


    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    大島 健二 建築家。1965年、神戸市生まれ。1991年、神戸大学大学院修士課程修了後、日建設計勤務(1991‐1994)。1995年29歳で独立。現在OCN一級建築士事務所主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
    目次
    第1章 ニッポンノ現在
    第2章 ガイコクノ現在
    第3章 ニッポンノ歴史
    第4章 ガイコクノ歴史
    第5章 昔ノ建築家
    第6章 今ノ建築家
    第7章 昔ノ建築
    第8章 今ノ建築
    第9章 建築ノ周辺
    第10章 ニッポンノ未来

  • 大島さん面白いよ!!!

    博識~。

  • ちょっとレアな内容かな。でも建築の本にアリガチなわかりにくさは全くない。面白く読めます。

  • にわか建築ツウへの道を是正してくれる一冊。知っていることが出て来るとうれしい。

  • テスト

  • 毎日トイレで少しずつ読むのによさそう。

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