ザ・藤森照信 (エクスナレッジムック―X-Knowledge HOME特別編集No.7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767805283

感想・レビュー・書評

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  • 写真がミニチュア風ばかりなので、実際のたたずまいがわかりにくい。もっとピント合わせたものも入れてほしかった。
    高過庵 長野茅野市宮川高部 見てみたい
    思いもよらない大衆性の反応

    様々な人の建築論
    本質的な貢献はグロピウス、ミース、ル・コルビジェ、ライト、ガウディの順
    集客力はちょうどこの逆

    ル・コルビジェを祖とし物の実存性を求める赤派(磯崎、石山、毛綱、重村、六角鬼丈)
    ミースを祖とし抽象性を求める白派(槇文彦、谷口吉生、原、伊藤、妹島)藤森

    全国各地の2000棟に登る近代作品「相撲を取るように見る」
    これまで、他人に言われているようなことしか思いつかなかったら負け
    建物を設計した建築家が当たり前に意識し書き残していることしか指摘できなかったら負け
    素晴らしいと感動しながら、なぜ素晴らしいかを具体的にデザインに沿って説明できなかったら負け。
    愚作の場合も、プロポーションが悪いのか、全体とディテールがあってないのか、材組み合わせが悪いのか
    頭ばかり先走って、形の勢いが消されてしまったのか、失敗した理由を見つけなければ負け。

    勝ちは、設計者が考えた以上の背景に気づけたり
    名作たるゆえんについてこれまで知らなかった秘訣を学んだり、駄作と化した理由を指摘できたとき。
    言葉にしておくこと。ボーっとした印象や発見を言葉のレベルまで抽象化しておかないと3歩離れると忘れる。
    建築家はスケッチに気をつけろ。町並み、立地の魅力を写すだけで満足してしまい言語化に至らない。
    画家ではないのだ。ぼーっとした印象しか残らない。

    バウハウス:20世紀の無色透明なモダニズム
    泥の家、かやぶきの家
    有色不透明なインターナショナル(原始インターナショナル数式不明)から無色透明なインターナショナル(数式あり)へ
    後ろ向きインターナショナル藤森
    20世紀インターナショナルの数式はグロピウスだけが知っていた。

    ピカソ、ブラックのキュビズム解体をすすめ、線と面と色に純化モンドリアン、カンデンスキーの抽象表現
    バウハウスはこの動きの建築版。今はそのはて。
    絵画はさらにダダイズム(芸術の概念そのものを解体する)
    とシュールリアリズム(具象画の技法で、夢や意識下を描く)にわかれる

    隅研吾
    伊藤豊雄

  • 写真は本城直季。
    藤森の設計は実に詰まらない。建築における歴史主義は百害あって一利なし。

  • 2006

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