映像のカリスマ・増補改訂版

著者 :
  • エクスナレッジ
4.07
  • (5)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767805887

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読み応え充分。黒沢清初期からの映画評論集。
    自身の作品のシノプシスや対談なども入っており非常に濃度の高い本。

  • 【目次】
     読者への挑戦
    ?
     『四つ数えろ』メモ/話の進め方に手違いはあったけどね/反動的自主映画制作方法/言語道断フィルム/識者に聞く−−ゴダール篇/何か,わけのわからないことがスクリーンに起こっている/情無用の映画/物語以外に何があるんだ VS山川直人/映画の呪いの中で叫びだしたくなる/フィルムの余白に/『女子大生・恥ずかしゼミナール』/熱狂はエル・パオに達す/私はフライシャーを支持する/幽霊フィルムの逆襲
    ?
     何度でも書くが,あの映画こそとことん危ない映画である/どうしたって,アメリカ映画は面白い/ヒッチコック/ロメール/負けるな,ヴェンダース/「タンポポ」の味/ここだけの話だが/欲望が映画を肯定する VS金井美恵子/シナリオ 私のフライシャー/七○年代アメリカ映画ベスト10/トビー・フーパーへと至る長く国難な道/ゼメキスと伊丹十三/二人の無法者/○×式へんな映画ベスト3/ビデオには通俗性が欠如している/変なことについて
    ?
     メディアとしての映像,メディアとしてでない映像/ペテン師8ミリカメラマンは悩んでしまう/デヴィッド・クローネンバーグ,胸に輝くホラーの星/トビー・フーパーを弁護できるか/『椿三十郎』を不当に低く評価してはならない/大傑作『ビッグ・トラブル』に寄せて/企画会議『カリスマ』/飛行場のそばをスピルバーグは歩いている/『マリアの胃袋』はジャンルに奉仕する/物語の暴走,サミュエル・フラー/囁きかける悪意の罠/痛快な活劇が見たい,それなら『ラスト・ラン』だ/物語を紡ぐことこそ映画だと,そこんとこわかっているのか,みんな/ペッキンパーが思い出に変わる前に/北野武はいったい何を企てようとしたのか/いかんせん芸がなさすぎる/「水虎」をめぐって 往復書簡 VS高橋洋/『ヌーヴェルヴァーグ』に細部はない。あるのはシステムと全体だけだ/どこまでも観客に向けて作られた映画
    ?
     ソウル・レポート/『降霊』についての質問に対する答え/アルゼンチンの新聞「ラ・ナシオン」の記事作成のための質問への返答/ブラジルの新聞「ア・フォラ・ド・サン・パウロ」の記事のための質問と返答/拳銃ものシノプシス/『1975・1985・1995私たちはどこから来たのか,私たちは何者か,私たちはどこへ行くのか』/『大いなる幻影』シノプシス/『アカルイミライ』シノプシス
     1992年版のためのあとがき
     増補改訂版のためのあとがき

全2件中 1 - 2件を表示

黒沢清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×