- Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767806167
作品紹介・あらすじ
エジンバラ市役所、環境衛生局のレストラン監視官、ダニー・スキナー。おしゃれでスマートな若きエリートの彼は、酒とドラッグを手放せず、次から次へと女を乗りかえる。だが、ダニーの社交的な顔の裏には、出自上のある謎があった。ゲームおたくで臆病、女の子に縁がなく、いまだ童貞のブライアン・キビー。山歩きサークルの女の子へのゆがんだ妄想を、ゲーム内の女の子キャラ相手に吐きだす日々。ブライアンがエジンバラ市役所に勤めることになり、交差するはずのなかった2人の人生がクロスする。セックス、ドラッグ、アルコール、フーリガン、そして家族の物語…。複雑に絡みあうストーリーが、驚愕の結末へと怒濤のごとく流れ出す。
感想・レビュー・書評
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久々にアーヴィンウェルシュ、
そして個人的に久々に550ページもの長編、
正直最初の100ページくらいダルかった。
SFとまでは言わないけどウェルシュっぽくない、
いつもは現実世界に起こっている、あり得ないような話だけど、
今回はまあ起こり得ない話。
けどもちろんいつも通りのセックス、ドラッグ、アルコールって感じもあるんだけど、昔の作品ほどのエグい感じはなくて、ちょっと物足りないような。
そういえばさらば雑司ヶ谷の樋口 毅宏さんって、
少しウェルシュっぽいかもと読み終わったあと少し思った。
まあ今回もいつもの訛りで、和訳は大変だったみたいですwww
今回の主人公のダニー・スキナーは、
どこかちょっとシックボーイっぽい雰囲気。
シックボーイもバカじゃなくて、
どっちかっていうと頭もキれるんだけど、結局ダメ人間っていう。
スキナーはもっとキレるんだけど、ダメさ加減はもっとダメ。
展開はなんとなくわかりやすいけど、
おお、まじかーってのもちゃんと最後まで残ってるのでそこは好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示