もう、服従しない―イスラムに背いて、私は人生を自分の手に取り戻した

制作 : 矢羽野薫 
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767806815

感想・レビュー・書評

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  • 著者の人生を、このような方向へと向けたものは何だったのか。
    彼女がずば抜けて優秀だった、というわけではなさそうだ(もちろん、
    通常よりも優秀だったのだろうが)。彼女の努力が、というには、(この
    本を読む限り)偶然に左右された部分が多すぎる(もちろん、多大な努
    力があったと思われるが)。

    結局、彼女の最も突出した能力は、その意志を貫く力ではないだろうか。
    この本を読んで、イスラム国家の一部で行われている慣習に驚いたのは
    もちろんだが、それ以上に、自分はその世界から離脱したにも関わらず、
    なおその世界と闘い続ける著者の姿勢に驚きと敬意を感じずにはいられ
    ない。法曹が社会正義のために闘う職業であり、その職業に起因して命
    を落とされた方も少なくない。自分が、微力ながらも、その職業集団を形成
    して社会正義の実現に「可能な範囲で」尽力しようとしたときに、著者の
    ように闘いぬくことは、今できない。

    イスラムについて、真に理解することはできないのではないかと思う。異
    文化には多かれ少なかれそういう点があると思うが、これは当該文化が
    どれだけ多くの人間に支持されていても変わらないと思う。しかし、知らな
    いでは、済まされないとも思う。
    今の自分は、著者のようには闘えない。でも、闘うことを放棄してはいけ
    ない。闘うことができるということが、いかに恵まれているか、そのこと自体
    もこの本を読んで、痛いほどに感じたのだから。

    引用は、その世界で、著者の強い意志が1つの命を救った場面であり、
    その事実が意味することはどの世界でも共通であることを感じた場面。

  • 著者の人生は壮絶。
    自分を安売りせず、その主張を通す生き方には勇気づけられる。

  • ともかく すごいなぁ と 思ってしまえば もうそのあとの言葉は 出てこないのかも。 ずいぶん偏っているよなぁ と思うところもあるけど でも 当事者からみたら このくらい 強い言葉になっちゃうよなぁ 殺されかけてるし。

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