マッキンゼー式最強の成長戦略

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767806907

感想・レビュー・書評

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  • 成長への鍵が書かれた本。
    コンサル会社であるマッキンゼーが、世界の企業を分析して、
    成長や衰退の原因を分析した一冊。

    どれだけ肥大化した組織であっても、
    やり方を間違えなければ成長を続けることが出来る。

    1回読んだだけでは、足らないので、
    積読必要。

  • 簡単に言えば成長と市場の粒度をキーにして、事業のポートフォリオを構築していきましょうという戦略。成長こそが企業が継続し高い収益性を獲得するために最も重要なファクターであって、企業もそこに焦点をあてて戦略を実現しなくてはいけない。そのための事業ポートフォリオをどう組み立てるか、というところで市場の粒度が重要になってくる。

    いままでの戦略論では市場の粒度を荒く設定しすぎていて、適切なポートフォリオが築けていなかったと筆者はみているみたい。例えば、製薬業がのびていると言っても、その製薬業というカテゴリーの中ではAというサブカテゴリーはのびているけれども、Bというカテゴリーは衰退しているというように、粒度を細かくしていけばサブカテゴリーごとに全く違う面が見えてくる。そこまで粒度を細かくして初めて、市場の正しい分析ができるし、正しいポートフォリオの構築もできる、という主張。

    市場の粒度を細かくしたらその分手間が増えすぎて大変じゃないか、コストがかかりすぎてかえって成長を阻害しないか、という疑問にも答えていて、適切なアーキテクチャを組織に構築することで、効率的に情報を分析できる体制を作ることを説く。

    実際のところは、効率的な体制といっても、ここでの理論を忠実に採用できるのは相当大きくて優良な会社だけだと思う。中堅以下の会社がこれを実践しようとしたらあまりにもリソースが足りない。だから、本当に事業ポートフォリオがどうのと言ってられるような会社しか想定していないから、普通の会社じゃあなかなか採用しきれないと思う。

    ただ、粒度を高めることでいままで見えなかった小市場ごとの性質をあぶり出す、というその視点はどんな会社にも活かせるはずで、そこのところはこれからの仕事にも役に立ちそう。マッキンゼーの研究成果だけあって実証的にも理論的にも精緻に組み立てられてもいて、大企業だけでなく中小企業にとってもとても参考になると思う。


    追記。
    邦題は最低だと思う。マッキンゼー式×××とかマッキンゼー流×××という本はほかにもいろいろ出てるけど、大半が”元”マッキンゼー社員の経験談とか仕事術とかいったような内容で、自己啓発書の一種みたいなもの。一方で、こっちはかなりガチガチに作られた理論書。そういう本を、自己啓発書的な本と間違わせるような邦題をつけて売ろうという発想はよくない。これだと、この本を必要としていない人が買って、本当に必要としている人こそ敬遠する、ということになってしまいそう。

  • 非常にコンサルファームらしい、理路整然とした内容。実務に役に立つかどうかは別ですが、ひとつの考え方のフレームワークとして頭に置いておくのもよいかと思います。
    ものすごく雑駁に整理すると、

    ・過去の経緯から、中長期には成長性が収益性よりも重要 (データ分析したよ)

    ・成長は、事業ポートフォリオの成長性、M&A、シェア拡大、の3つに因数分解できる (分けてみたよ。3つのシリンダと名づけてみたよ)
    ちなみに事業の成長性って、細かくみる必要性がある。そのレベルをグラニュラリティ(粒度)と名づけた (当たり前と思うかもしれないけどね)

    ・成長するには、3つのシリンダのうち2つ以上に点火することが重要 (という結果だったよ。原因と結果が転倒しているかもしれないけど、そこは気にしないよ)

    ・成長の方向性として、3つのホライズン (中核事業の拡大と維持、新規事業の構築、有力なオプションの創出)を時間軸上で定義。さきの3つのシリンダとのマップで成長戦略を図るのが大切 ("3つ"という数字が多いけど、コンサルの基本だよ)

    ・そこで、成長のアーキテクチャのフレームワークを構築。スケールプラットフォーム、グラニュラーな青写真、グラニュラーな戦略、成長の方向性、それらのマネジメントシステムだ。

    ・で、株主利回りから見ると、成長戦略か退出(被買収等)が選択肢。

    というところで、戦略論というよりは、分析手法という感じです。

    『マッキンゼー式 最強の成長戦略』というタイトルですが、原題の『The Granularity Of Growth - Making Choices That Drive Enduring Company Performance』の方が内容的にはしっくりくるでしょう。"最強"ってどこから出てきたんでしょうね。

  • グラニュラーな成長戦略
    市場のセグメンテーションの重要性が書かれていた

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