住まいの解剖図鑑

著者 :
  • エクスナレッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767809182

作品紹介・あらすじ

住宅設計の現場には、家づくりの先人たちが積み重ねてきた知恵や工夫、心憎いまでの「ふつう」があります。それらのエッセンスを、550点超のイラストと洒脱な文章で分解・抽出した"住宅版・解体新書"。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の言葉を借りるならば「住宅を解説する図鑑の様なもの」。
    建築学生や新米の建築家、家を建てる予定のある一般人向けに書かれたようだけど、家を建てる予定もないのに不動産広告を見たり、家のあれこれを考えたりするのが好きな自分も楽しめる内容だった。
    屋根のことや敷地の方位、動線、寸法のことなど、今まで意識したこともなかった事柄をほんのすこしでも知ることが出来て良かった。

  • ずっと積読になっていた、住居本と言うか、間取り本と言うべきか、
    何が正しいのかよく分かりませんが、手に取ってみました。

    建築学科の学生に、基礎のキを教える体裁で話が進んでいくようですが、
    素人が読んでも十分楽しめる内容です。
    特に、家を建てたいと考えている人にとっては、
    「設計とは何か?」を自分なりに消化して理解する際に役立つ一冊ではないでしょうか。
    (自分は、家を建てる予定はないんですが…。)

    面白かったのが、間取りとか建築って、
    数学的なロジックがしっかりしているんだな、という印象を受けた点です。
    「ここがこうなっているには、ちゃんと理由がある」ということでしょうか。

    この本読んだら、間取りの本がもっともっと読みたくなりました。

  • まだ、住居についてあまり勉強していない私でも、なるほど!と思う事があり、絵や図があり、とてもわかりやすいと感じました。

    「マイホームは3回建てないと理想の家にならない」、というのは、マイホームにまつわってよく言われる格言です。見た目と直感、業者でマイホームを選ぶと失敗する、なので、その失敗を糧に次の家を建てるが、それでも上手くいかずに、3回目でようやく理想のマイホームになるという格言です。なぜ失敗するのかというと、自分たちがどういう家にしたいのかを具体的にイメージ出てきていないから、自分たちの希望と違うものを間違って買ってしまうわけだという。

    とても勉強になりました。私もマイホームを建てたいと思っているので、この本を参考にしたいです!

  • 建築を志す人、これから家を立てる人向けの本。
    図解が非常に多くて良い上に。何故そうなるのかの解説もしっかり入っていてわかりやすかった。

  • 『住宅設計の現場には、家づくりの先人たちが積み重ねてきた知恵や工夫、心憎いまでの「ふつう」があります。それらのエッセンスを、550点超のイラストと洒脱な文章で分解・抽出した「住宅版・解体新書」。』

  • 建築家であり、大学で教鞭をとることもある著者が、建築を志す学生や、仕事をはじめたばかりの若手たちに向けて、住宅建築のコツや陥りやすい落とし穴、基本の考え方などをわかりやすく丁寧に紹介した一冊だ。
    間取りのポイント、サイズ感、日差しや通風、さまざまな切り口で住宅が「解剖」されている。

    建築を志していない一般人の自分にも十分理解できる内容になっていて、ふだん自分たちが何気なく暮らしている住宅のあれこれについて知ることができ、非常に面白かった。

  • 一級建築士の著者による、心地よい住宅を設計する仕組みを紹介した本。主に、住宅設計に関わる学生、実務者、そしてこれから自宅を建てようと考えている人を対象読者としている。
    引越しに伴い、新居を快適にするヒントを得られればと考えて読んでみた。
    一言で住宅と言っても、考えることは本当に山のようにあることを改めて知った。様々な設計方法があり、また快適な生活のために最低限必要な寸法というものもあるのかと勉強になった。文章もイラストも味があってなかなか良い。
    すぐに参考にできそうなのは、様々なモノの収納やキッチンのレイアウトくらいだが、次にまた引っ越す際には読み返したい。

  • さまよえる洗濯機のお話。賃貸マンションの我が家ではキッチンに里子に出された洗濯機と里親との関係はなるほど、良好です。そんなわかりやすい例え話やイラストがたくさんあって楽しく読めました。リノベーションの参考になります。

  • 「へぇ~」「なるほど~」を連発しながら読了。これから家を建てようかという人にはすごく参考になるんじゃないかな。その予定がない人も楽しめる一冊。

    先日ジュンク堂につき合ってくれた夫が見つけて、なんだか面白そうだからと買ってきた。夫は物置なんかを自分で建てちゃう「セルフ・ビルド」の人で、その手の本や雑誌をよく買っているのだが、私は小学校の工作の時間が苦痛だった全くの不器用、かつめんどくさがりで、まずそういう本とは無縁だ。ところが、これは装丁からして面白そうだし、帯の文章に誘われた。

    ―なぜ、そうなっているのか?現在の住宅をかたちづくるありふれたモノやカタチには「ありふれるワケ」があるのです。―

    ね、読みたくなるでしょ?表紙をはじめ、たくさん載ってるイラストがまた味わい深いんだよねえ。すいすいと、あっという間に読了。

    キッチンの配置の仕方とか、「リビングとは座る部屋だ」という指摘とか、ふむふむ納得という箇所がいろいろある。気楽に楽しく読める。

  • もともとは著者の増田さんが未来の建築家に向けて書いた指南書の様な本なのですが、これから家を建てようと考えている人にも参考になり、さらに分かりやすい例えや言い回しで、建築に関するあれこれを知らない人でもとっつきやすい内容です。イラストもおもろく楽しく読むことができます。収納があっても家が散らかる理由とか、なるほどーと思うことばかりです。

    この本を読んでから家を建てれば、無理な間取りを追求したりしないかもしれません。

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